地域資料新着図書案内＜2024年10月＞

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令和6年7月26日から8月25日までに川崎市立図書館で収集した地域資料の中から、特徴のある資料をご紹介します。

※地域資料については図書館内での閲覧のみのご利用をお願いしています
（貸出用があるものは、タイトルの頭に★がついています）。
川崎市域及び近隣の地域に関する資料(地図や写真などを含む）を、幅広く収集・保存に努めています。
お手元に川崎関係の資料をお持ちでしたら、ぜひ図書館へ情報をお寄せください。

『代官川崎平右衛門と武蔵野新田』
	府中市郷土の森博物館運営グループ／編集　府中文化振興財団／編集府中市郷土の森博物館／発行
	2023年　K289.9ダ
	江戸時代中期、８代将軍吉宗の時代に武蔵野地域の新田の経営立て直しに尽力した川崎平右衛門の業績を解説した冊子です。武州押立村（現在の府中市）の名主から旗本にまで出世した人物で、多摩川や玉川上水などの治水に携わり、さらに美濃国本田、関東、石見国大森などの代官に抜擢されて手腕を発揮しました。多摩川の堤防工事では、青梅から川崎の上平間までの工事を取り仕切っている、彼の出世には「田中丘隅」という前例があった、など、川崎の歴史との繋がりも散見されます。

★『川崎元気企業調査報告書－挑戦する川崎の企業家たち－［2024］』
	公益財団法人川崎市産業振興財団事業推進課／編集・発行
	2024年　K335.1カワ24
	本書は、川崎市において成長期にある中小企業を集約した調査報告書です。中小企業独自の戦略や各企業における消費者に向けての宣伝方法などを盛込み、消費者にとって有効性のある事柄をユーモアな言葉で、且つそれぞれの企業をモノクロ写真付きで紹介しています。市内で活躍する中小企業に興味がある方におすすめの一冊です。

★『あさおもの忘れガイドマップ　[2024]　改訂』
	川崎市麻生区役所地域みまもり支援センター地域支援課／編集・発行
	2024年　K369.1アサ
	麻生区は「認知症にやさしいまち麻生」を目指しています。本冊子には、もの忘れの段階に応じた相談先の紹介とともに、麻生区内の認知症カフェや地域包括支援センターなど、地図で概観できる「もの忘れガイドマップ」が収録されています。さらに認知症のご本人や家族が集まるグループ紹介もされています。多様なふれあいの場・支え合いの場があることを把握できる心強い一冊です。

★『再考二ヶ領用水』
	菊地恒雄／著　かわさき市民アカデミー／発行
	2024年　K614.1サイ
	江戸時代に農業用水として開削され、国登録記念物（遺跡関係）に登録されている二ヶ領用水。かわさき市民アカデミーの「川崎学」講座を基にした本書では、新たに明らかになったことや、これまでの研究で疑問や問題提起がされていたことが取り上げられています。巻末には参考文献や年表が掲載されており、二ヶ領用水を調べたい方への手助けとなります。