かわさき図書館だより 第56号 令和3年10月1日発行 図書館ホームページ https://www.library.city.kawasaki.jp/index.html 藤子・F・不二雄ミュージアム10周年記念 巡回展示『ポケットミュージアム』が図書館にやってきます! 藤子・F・不二雄ミュージアムは今年で開館10周年を迎えます。 市立図書館では、10周年をお祝いするとともに、こどもたちにとって「はじめての美術館体験」となるような図書館限定の巡回展示「ポケットミュージアム」を開催しています(巡回スケジュールをご確認ください)。 ドラえもんのひみつ道具のような、夢あふれる展示で皆さんをお待ちしています! ぜひ、図書館へ足をお運びください。 『ポケットミュージアム』巡回展示内容 @特製原画などの展示 10周年記念特製原画(複製)やリーフレットラックをセットにして展示します。 Aまんが『100年ドラえもん』の展示 株式会社藤子・F・不二雄プロから、まんが『100年ドラえもん』(全45巻)を、分館・閲覧所を除く各区の図書館にご寄贈いただきました。 100年後の22世紀まで読み継がれる『ドラえもん』の永久保存版です。 ※館内でご覧いただけます(貸出はできません)。 巡回スケジュール 幸図書館  10月 6日(水)〜10月19日(火) 中原図書館 10月19日(火)〜11月 3日(水) 宮前図書館 11月 5日(金)〜11月14日(日) 川崎図書館 11月16日(火)〜11月29日(月) 麻生図書館 11月16日(火)〜11月30日(火) ※多摩図書館・高津図書館の巡回展示は終了しました。 読書イベント「フロンターレ選手と本を楽しもう!」 今年も市立図書館では、Jリーグで活躍する「川崎フロンターレ」と協働して、選手による絵本の読み聞かせや、選手への質問コーナーなどを楽しむイベントを、オンライン(Zoom)で開催します。 ・【開催時期】11月〜12月中を予定 ・【対象】小学1〜4年生の子どもとその保護者50組程度 お申込みに関することなど詳細については、図書館HPや館内掲示等で別途お知らせします。 リーフレット「キックオフ!読書のまち かわさき」Vol.13 フロンターレ選手が推薦する本を掲載したリーフレットを、今年も作成中です。 今回のテーマは、川崎市出身の歌手「坂本九」さんの生誕80周年を記念して、上を向くきっかけになる本や元気をもらえる本を紹介していきます。 「科学関係の本好きな子集まれ〜」 東京応化科学技術振興財団から「科学教育の普及・啓発助成の一環として、子どもたちにより多くの良い本との出会いの機会が生まれ、日本の将来を担う理科好きの子どもたちが育ってくれるように」、「成長する過程で大切なことを考える一助になるように」との願いを込めて本の寄贈をいただきました。 現在、多摩図書館では特設コーナーを設置しており、今後、他館も展示を予定しています。(宮前図書館は、9月中に実施) ぜひ、手に取ってご覧ください。 本のご寄贈を、ありがとうございました! 展示のご案内 ★子どもの権利に関する特集展示 かわさき子どもの権利の日(毎年11月20日)にちなんで、市立図書館(分館・閲覧所除く)にて子どもの権利についての関心と理解を深めていただくための展示を、10月〜12月にかけて実施します。 ★「映画の原作本」に関する特集展示 市立図書館(分館・閲覧所除く)は、今年も「映像のまち・かわさき」フェスティバルを盛り上げるため、映画の原作本やノベライズの特集展示を12月〜2月にかけて実施します。 ※両展示ともに、各館の展示日程については図書館HPにてご確認ください。 川崎に近代水道が完成し、給水を開始してから今年で100年! 川崎水道100周年を記念し、大山街道ふるさと館にて10月1日(金)から11月28日(日)まで、水道の歴史をたどる「給水開始100年」展を開催しています。  (主催 川崎市市民ミュージアム) ★展覧会に市立図書館の資料も展示しています! ぜひ、お立ち寄りください。 レファレンス(調べもの相談)のご案内 市立図書館では、必要な情報や資料を探すお手伝いをするレファレンスサービスを行っています。 本の所蔵確認から、研究・調査の資料・情報探しまで、お気軽に相談カウンターへお越しください。 川崎市に所蔵がない資料も、県内図書館等に所蔵されているか調査し、回答いたします。 こんなレファレンス事例がありました 〜郷土資料編〜 ●麻生区の「多摩美」という地名の由来は? 『角川日本地名大辞典 14:神奈川』(角川日本地名大辞典編纂委員会/編 2009年)のP.576に「昭和53年、住居表示施行の際に、住民から名称を募集した」との記述があり、『川崎地名辞典 下』(日本地名研究所/編 2004年)のP.169に「昭和53年住居表示の際、美しい多摩丘陵にちなんで多摩美と命名されたという。」等の記述がありました。 ●戦前まで川崎の砂子にあった醤油醸造所に関する資料が欲しい。 『シャベル第3号 語りつぐ町(かわさき)の歴史』(「私たちの町の歴史を掘り起こそう」編纂委員会 1996年)では、昭和20年前後の聞き取りによる「絵図・川崎街並み復元図」の作成を行っており、巻末地図の中で、路面店として小宮醤油店が掲載されていました。 また、P.81に「小宮醤油店の屋号はヤマセン小宮」等の記述もあり、住所について、地図『日本火保図 神奈川地区 川崎駅前方面』(日本火保図 1952年)で確認すると、小川町に「山千醤油KK」として掲載されていました。 他、当時の商工名鑑等、醤油醸造所が砂子の隣町の小川町に存在していたと確認できる資料がありました。 調べものは、各図書館のカウンター、図書館ホームページ、またはFAXで受付しています。  FAX/733-7524(中原図書館レファレンス担当) 図書館員が関係する資料や情報を探し、その場で回答できるものから、10日程度の調査期間が必要なものまで様々ですが、内容に応じた回答をいたします。 川崎市在住・在勤・在学以外の方は、川崎市に関することについての調査のみとさせていただいております。 また、次のような質問に直接お答えすることはできません。 学校の宿題・レポート、身上相談、医療相談、法律相談、クイズ・懸賞の答え、人のプライバシーを侵害する恐れのあるもの、その他図書館として回答に適さないと判断したもの 4コマまんがつばきちゃん! 読書の秋は… 秋といえば!読書の秋!! みなさんにたくさんの本を読んでほしいのです。 ぜひ、図書館で、新たな本と出会ってください。 でもね、 今は、おうちでのんびり読んでくださいね。 「乙女文楽」鑑賞会を開催します! 市立図書館では、ひとみ座乙女文楽教室修了生による「乙女文楽」を上演します。 地域に伝わる芸能を、ぜひお楽しみください。 (上演後、演目の解説および質問コーナーを予定しています。) ・日時/2021年12月19日(日)午前11時〜11時45分(開場/午前10時45分) ・場所/中原図書館多目的室 ・演目/二人三番叟(ににんさんばそう) ・定員/20人程度 ・申込/11月中旬より、中原図書館にて受付を開始します(詳細は、図書館HP・館内掲示等をご覧ください)。 ※新型コロナウイルス感染症の状況によっては、変更する場合があります。 乙女文楽(おとめぶんらく)とは・・・ 文楽から派生した、女性の一人遣いによる人形浄瑠璃で、川崎市地域文化財(無形文化財)に指定されています。 大正時代末から昭和初期に桐竹門造たちが考案し、桐竹智恵子に引き継がれ、現在は人形劇団ひとみ座が継承しています。 また、ひとみ座乙女文楽の座員が講師となって、毎年子どもたちに乙女文楽教室を開催しています。 今回は、その教室修了生が演目を披露します。 乙女文楽の写真(撮影 熊谷香織) 中原図書館 中原図書館探訪 館内デザインのひみつ 左の写真は、館内の柱についている柱飾りです。 この不思議なデザインは、移転前の中原図書館の池に住んでいた亀の甲羅がモチーフになっていて、図柄は多摩川の水の流れをイメージしたものです。 この他にも館内には、亀や鯉などかつての図書館の面影を残すデザインが隠れていますので、ぜひ探してみてください! ちなみに児童図書コーナーにある白い球体のドームは、多摩川の水のしずくをイメージしたデザインです。 かわさき図書館だより 第55号 編集・発行/川崎市立中原図書館・川崎市立図書館企画委員会 〒211-0063  川崎市中原区小杉町3-1301  TEL 044-722-4932 川崎図書館 200-7011 幸図書館 541-3915 高津図書館 822-2413 宮前図書館 888-3918 多摩図書館 935-3400 麻生図書館 951-1305 大師分館 266-3550 田島分館 333-9120 日吉分館 587-1491 橘分館 788-1531 柿生分館 986-6470  菅閲覧所 946-3271 川崎図書館 川崎図書館大師分館 大師分館ってどこにあるの? 川崎図書館大師分館は京急「川崎大師駅」から徒歩2分のマンション2階にあります。 【プラザ大師】の名称で市民館と一緒になっています。 近くには初詣の人出が全国的に有名な「川崎大師」があり、また「かなまら祭り」で有名な「若宮八幡宮」もあります。 広い図書館ではないので、蔵書数も4万9000冊ほどですが季節ごとにおすすめ本を集めて紹介したり、お子さん向けに絵本の紹介などをおこなっています。 幸図書館 エプロンおばさんコーナーのご紹介 幸図書館では、幸区で読み聞かせをしているボランティアさん(「幸えほんの会」)がおすすめする本を児童図書の本棚の上で「エプロンおばさんコーナー」として紹介しています。 紹介した本のリストもありますので、絵本選びの参考にしてみてください。 読んだ絵本の感想は、是非、設置してあるエプロンおばさんへのメッセージボックスへ投函してください。 幸区内にある日吉分館でも「エプロンおばさんコーナー」を設置しています。 この秋、親子一緒におうちで絵本の世界を楽しんでください! 高津図書館 高津図書館から工事のお知らせ 築35年となる当館は、順次、施設改修を実施しており、これまでに、トイレ、エレベーター、外壁等の改修工事を行ってきました。 今年度から来年度にかけては、給排水・ガス管の改修工事のほか、省エネ化を図るLED照明の導入等を予定しています。 工事中は、トイレや駐輪場が利用できなくなったり、冷暖房が効きにくくなったりし、ご不便をおかけしますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。 高津図書館・橘分館の使用電力は再生可能エネルギー100%! 高津図書館・橘分館・高津区役所・橘出張所の4施設は、地球温暖化対策「脱炭素アクションみぞのくち」の取組として、令和3年4月から再生可能エネルギー100%の電気を使用しています。 市内・周辺地域で発生した建築廃材やコーヒー粕などの廃棄物を発電燃料に使用しているバイオマス発電となっています。 宮前図書館 認知症の人にやさしい「小さな本棚」 宮前図書館では、2015年から認知症に関する本やパンフレットなどを「小さな本棚」に並べ、認知症の方やそのご家族、ケアする方、そして市民の方に幅広くご利用いただけるよう、コーナーを設置しています。 また、宮前区内にある地域包括センター7か所の職員が選んだ「おすすめの本」のブックリストも作成しております。 本を選ぶ際の参考に、ご活用ください。 なお、ブックリストはQRコードからご覧いただけます。 おすすめの本ブックリスト 多摩図書館 多摩図書館探訪 「物語でめぐる星の世界」が開催されました 10月2日(土)18時から川崎宙と緑の科学館で行われました。 小学生から80代の方まで幅広い年代の人たち約100名が参加しました。 6回目の今回も「青少年科学館」、読書普及活動のボランティアである「たまく絵本の会」、多摩図書館の3者協働開催となりました。 まずプラネタリウムで星を見上げながら、宮沢賢治の詩の朗読があり、プラネタリウム担当職員による星の解説がありました。 そして宮沢賢治作品『双子の星』の朗読があり、星と音楽と美しい言葉を楽しむことが出来ました。 終了後、外に出てみると綺麗な夜空が広がっていました。 今回申し込みがすぐに満員になったため参加できなかった方、来年を楽しみにしていてください。 麻生図書館 地域課題解決に向けた特集展示を行っています。 麻生図書館では、地域課題の解決に向けた特集展示を行っています。 今夏も「熱中症アラートがはじまりました」や「災害時の食育−知ろう!備えよう!家庭備蓄−」、「認知症にやさしいまち・あさお〜図書館で学ぶ認知症」等、他の行政機関と連携し、皆さんの関心が深い内容で、特集展示を行うことが出来ました。 この先も様々な特集を予定していますので、ぜひ一度、お立ち寄りください。