かわさき図書館だより 第57号 令和4年2月1日発行 図書館ホームページ内コンテンツの「わが街・かわさき」をご存じですか? We Love KAWASAKI 特別回 川崎市立図書館のホームページには、図書館や本にまつわる多くの情報が掲載されています。 トップページの「図書館のこと」から入ると、「お知らせ」情報の下にテーマごとのページに飛ぶアイコンが並んでいますが、今回はその中の一つ、「わが街・かわさき」をご紹介します。 「わが街・かわさき」は、4つのパートから構成されています。 1 地域資料新着図書案内(偶数月発行) 直近2ヶ月に所蔵した行政資料や川崎市域に関する本などを集めた新着図書案内です。 館内配布も行っています。 2 Webギャラリー 川崎のお宝〜中原図書館貴重図書コレクション一覧 普段手に取ることができない貴重な古典籍資料や古地図、川崎に関する写真や切り絵作品をご紹介。 浮世絵に描かれた川崎 中原図書館が所蔵する色鮮やかな浮世絵を、川崎宿や多摩川などテーマ別にまとめています。 3 パスファインダー(調べるための道しるべ) パスファインダーとは、あるトピックを調べるために役立つ資料をわかりやすく紹介したものです。 現在は、「二ヶ領用水」や「岡本かの子」など計5つを掲載しています。 4 かわさき文学散歩・川崎地域史関連ガイド 川崎が小説などの舞台として登場する作品を紹介。 「ミステリー小説の舞台を探る」「明治から昭和初期の川崎風景」の2つのコンテンツに加え、新たに「小説の舞台となった川崎」を現在作成中です。 お楽しみに! 作成中の「小説の舞台となった川崎」の中から1冊ご紹介します。 『東京ポロロッカ』原宏一/著 光文社/発行 2011年 ポロロッカとは、毎年アマゾン川で起きる「海水が時速60qで800キロも上流まで大逆流する現象」です。 それが多摩川で起きるという噂を聞いた多摩川近隣の地域に暮らす人々が織りなす7編の物語で、登戸新町や武蔵溝の口などが舞台として登場します。 読書普及講演会のご案内 川崎市立図書館では、読書の楽しさを知っていただくため、「読書普及講演会」を開催しています。 今年度は、エッセイスト・書評家・声優・舞台女優など多方面にご活躍されている池澤春菜さんをお迎えして、「本の中で旅をする」と題してご講演いただきます。 本が好きな方も、そうでもない方も、きっと楽しい時間を共有できますので、ご期待ください! 講師紹介 池澤春菜さん ギリシャ生まれ。 声優・歌手・エッセイスト。 日本SF作家クラブ会長。 声優として、『ケロロ軍曹』『とっとこハム太郎』など数多くの作品に出演。 年間300冊以上の本を読破する読書狂。 特にSFとファンタジーに造詣が深い。 著書に、『乙女の読書道』『SFのSは、ステキのS』『ぜんぶ本の話』(池澤夏樹との共著)などがある。 直近では、令和3年12月に出版された『火守』(劉 慈欣/著)を翻訳している。 日時/令和4年3月16日(水)午後6時半〜午後8時 会場/中原市民館2階多目的ホール(武蔵小杉駅下車徒歩5分) 定員/100名(全席自由)※会場は350名収容可能 申込/2月中旬頃からの受付を予定しています。 詳細は、図書館HP・館内掲示等にてご確認ください。 問合せ/中原図書館(電話044−722−4932) なお、新型コロナウイルス感染症の感染状況等によっては、講演会を変更・中止する場合がございます。 かわさき市民アカデミーの講義をまとめたDVDが、図書館で借りられます! 認定NPO法人かわさき市民アカデミーと川崎市教育委員会が協力し、「広く市民の皆様に、生涯学習を楽しんでいただきたい。」との思いから、アカデミーのオンライン特別公開講座をまとめたDVD(全30巻)を作成しました。 DVD(タイトル/『知の豊かさを楽しむシリーズ』)は、様々なジャンル(経済・日本史・人間学・科学・環境とみどり・みどり学・川崎学(歴史)・川崎学(自然)・エクセレント・子育て)から構成されています。 例えば、川崎学(自然)では、多摩川の洪水の歴史や川と人との関わりなどについて学ぶことができます。 各図書館(分館・閲覧所除く)にて所蔵しており、ご予約いただければ分館・閲覧所でも貸出できますので、ぜひご自宅でゆっくりとご覧いただければ幸いです。 なお、DVDをお探しする際には、「図書」ではなく「AV」(視聴覚資料)を選択した上で、タイトル検索をしてください。 ご報告 フロンターレ×図書館 ⇒ 読書イベント♪ 令和3年11月14日(日)に、「フロンターレ選手と本を楽しもう!」イベントをオンラインで実施し、18組の親子が参加しました。   川崎フロンターレ 遠野 大弥 選手と 宮城 天 選手が登場し、華麗なリフティングを見せた後、絵本『どくしょすき?』、『かわさきのむかし話』の朗読が行われました。 また、マスコットキャラクターの「ふろん太」くんも登場し、参加者を盛り上げてくれました。 子どもたちは、選手による読み聞かせや図書館クイズ、選手への質問コーナーなどを体験し、楽しい時間を過ごしていました。 今後もフロンターレと協力し、多くの方に喜んでいただけるイベントを企画していきます。 「乙女文楽」鑑賞会を開催しました。 12月19日(日)に、中原図書館多目的室で「乙女文楽」鑑賞会を開催しました。 当日は、人形劇団ひとみ座乙女文楽教室修了生による「二人三番叟」という演目を、小学生からシニアの方まで(計24名)幅広い年代の方々に楽しんでいただきました。 「乙女文楽」のひとり遣いならではの素早い動きと、後半の鈴と扇を使った華やかな演出に、参加された方々は引き込まれていました。 上演後は、演目や人形の仕組みについての解説をしていただき、その後、終始和やかな雰囲気の中、参加者の方々から「乙女文楽を始めようと思ったきっかけは」など乙女文楽教室修了生に様々な質問が寄せられました。 日本民家園の企画展に注目! 川崎市立日本民家園(多摩区)では、1月4日(火)から5月29日(日)までの間、企画展「病と向きあうー祈りと医療をめぐってー」を開催しています。 コロナ禍の今だからこそ、昔の病や薬について、より興味深く感じられるのではないでしょうか。 市立図書館の図書資料も展示に活用されておりますので、ぜひご覧ください。 4コマまんがつばきちゃん! 「返却ポスト」 おじいちゃん「しまった!うっかりした!!」「明日が返却日じゃ!!!」 ガーン おじいちゃん「明日は忙しくて図書館に行けない。今日はもう遅いし…」 がっくり… つばきちゃん「おじいちゃん、それなら」 つばきちゃん「図書館が閉まっているときは、返却ポストに入れられるよ。」 おじいちゃん「なんと!!」 おじいちゃん「それじゃ早く寝て、朝一番に、返却ポストに入れに行こう」 つばきちゃん「ただ、CDや他都市からの借受本は入れないでくださいね。」 4コマまんが補足説明 図書館備え付けの「図書返却ポスト」のほかに、市内各所には「図書返却ボックス」を設置しています。 詳しくは、図書館HPの図書返却ボックス一覧をご覧ください。 「映画の原作本」特集を開催中! 市立図書館では、「映像のまち・かわさき」推進フォーラムと連携して、「かわさきシネマアワード〜映画館へ行こう!キャンペーン〜」を盛り上げるために、映画化された作品の原作本やノベライズを集めて、「映画の原作本コーナー」を開催しています。 本を読んでから、あるいは映画を観てから…どちらが先でも作品の世界をより深く楽しめること、間違いなしです! また、シネマアワードには、素敵な賞品が当たる抽選もあります。 詳しくは、館内配布パンフレット(応募ハガキ付)または「映像のまち・かわさき」推進フォーラムHPをご覧ください。 各館の開催期間 川崎図書館 1月18日(火)〜2月19日(土) 幸図書館  1月 5日(水)〜2月20日(日) 中原図書館 1月18日(火)〜2月20日(日) 宮前図書館 1月18日(火)〜2月20日(日) 多摩図書館 2月 1日(火)〜2月28日(月) 麻生図書館 1月18日(火)〜2月20日(日) ※高津図書館は、1月末で終了しました。 中原図書館 自動予約棚の予約資料の受け取り方法 中原図書館には市内で唯一、最大9000冊の予約本を収納できる自動予約棚があります。 ここでは、本に内蔵されているタグで予約の管理をしています。 受け取りには、貸出カードを「予約照会機」(右の写真)にかざすと、予約受け取りレシートが発行されます。 レシートには、「棚番号と段数」が記入されていますので、その棚から予約本を見つけてください。 コーナー内の自動貸出機で貸出を済ませて終了となります。 なお、CDや大型本はレシートに「カウンター」と表示されますので、貸出カウンターにて受け取りをお願いします。 *川崎市立図書館の最新情報については、図書館ホームページをぜひご覧ください! 図書館ホームページ:https://www.library.city.kawasaki.jp/index.html かわさき図書館だより 第57号 編集・発行/川崎市立中原図書館・川崎市立図書館企画委員会 〒211-0063  川崎市中原区小杉町3-1301  TEL 044-722-4932 川崎図書館 200-7011 幸図書館 541-3915 高津図書館 822-2413 宮前図書館 888-3918 多摩図書館 935-3400 麻生図書館 951-1305 大師分館 266-3550 田島分館 333-9120 日吉分館 587-1491 橘分館 788-1531 柿生分館 986-6470  菅閲覧所 946-3271 川崎図書館 田島分館を ご存じですか? 川崎図書館田島分館は、「大島三丁目」バス停直ぐのカルナーザ川崎(旧大島デパート)の4階にあります。 教育文化会館田島分館(市民館)が一緒になった施設で「プラザ田島」の名称で地域の皆さんに親しまれています。 図書館の蔵書数は約4万7千冊で川崎図書館の4分の1程度ですが、比較的利用機会の多いお年寄りや幼児・児童向けの人気の書籍も多く提供しています。 地域の方やお買い物帰りの親子連れなど、気楽に立ち寄っていただけるアットホームな雰囲気の図書館です。 入館してすぐの所には人気の新刊本や雑誌等を豊富に取り揃えています♪ 幸図書館 幸図書館でクイズ大会を開催しました! 12月27日(月)に、小学生とその家族を対象にした「図書館の本の中からこたえを探せ! 図書館クイズ大会」を幸市民館音楽室にて開催しました。 図鑑や年鑑など図書館の資料を使ってクイズの答えを探していく形式で、10組22名の方にご参加いただきました。 図書館員による絵本の読み聞かせや、調べもののヒントになる百科事典の使い方などの説明も行い、盛りだくさんな内容でしたが、皆さん終始生き生きと、本に夢中になっているのが印象的でした。 高津図書館 高津区ゆかりの歌人岡本かの子 二月十八日は、昨年亡くなられた瀬戸内寂聴の著作「かの子撩乱」等でも知られる岡本かの子の83回目の命日です。 二子神社の文学碑「誇り」、溝口緑地の歌碑、光明寺(菩提寺)や二子二丁目公園(幼少期を過ごした生家跡地)など高津区にゆかりの深い歌人、作家であり、その作品は今でも多くの人の心を掴んでいます。 溝口緑地にある高津図書館には瀬戸内寂聴の著書のほか、「太宰とかの子」など貴重な資料をたくさんあります。 ご来館の際に史跡の散策はいかかでしょうか。 宮前図書館 むかし、宮前に図書館が開館したころ 宮前図書館は宮前区が高津区から分区した3年後の昭和60年7月に誕生しました。 (多摩区から分区した麻生区の麻生図書館と同時開館でした。) 当時は今よりずっと緑が多く、宮前平駅からの富士見坂の途中にはテニスコートがあり、竹林もあちこちにありました。 今は24万冊近くの蔵書があり、本も書架いっぱいに詰まっていますが、はじめは約3万7千冊しかありませんでした。 多くの来館者でにぎわい、本もたくさん借りられたため開館直後に棚がスカスカになり、ずっと向こうの方まで見通せるほどでした。 当時の利用者はニューファミリーと言われる若い世代が多く、特に週末は家族連れでにぎわいました。 もちろん自動貸出機などはなかったので、ハンドスキャナで1冊ずつなぞって貸出をしていました。 多摩図書館 稲田町会連合会より書籍と書棚の寄贈がありました! 12月10日(金)に、創立60周年を迎えた稲田町会連合会から、多くの方に利用していただきたいと、日ごろの図書館利用への感謝とともに、一般書(146冊)、児童書(188冊)と書棚1台をご寄贈いただきました。 人気がある本がたくさんはいりました。 書棚には、子供たちが最初に手に取る赤ちゃん絵本をおさめました。 一般用の本は通常の書籍と同様に各分類の棚で多摩図書館利用者のほか予約等で市内全部の図書館にまわり、多くの方にご利用いただいています。 麻生図書館 「布の絵本」の紹介 みなさんは、「布の絵本」って知ってますか? コットンやフェルト、キルト生地などの布で作られていて、紐やボタン、マジックテープといった、取ったり、外したり、結んだりできる仕掛けが付いている遊具の性質を兼ね備えた手作り絵本のことです。 読むというより見たり触ったりして五感を刺激してくれる「布の絵本」は、描かれている絵やお話を見て楽しむだけでなく、赤ちゃんが触って楽しめるように作られているのが特徴です。 麻生図書館では、児童コーナーに「布の絵本」の特集コーナーを設置しています。 ぜひ一度、お手に取って見てください。