かわさき図書館だより 第59号 令和4年10月1日発行 目次 p1 令和4年度読書普及講演会のご案内 5つのまちがいさがし p2 秋の読書週間イベント We Love! KAWASAKI p3 フロンターレイベントのご案内 かわさき市民アカデミー講座DVD かわさき子どもの権利の日特集 p4 県立図書館が新しくなりました! 各館の記事 5つのまちがいさがし(58号正解) 令和4年度『読書普及講演会』のご案内 今年度の読書普及講演会は、講師に児童文学作家の いとう みく さんをお迎えします。 是非ご参加ください。 いとうみくさんプロフィール 川崎市生まれ。 『糸子の体重計』(童心社)で第46回日本児童文学者協会新人賞、『空へ』(小峰書店)で第39回日本児童文芸家協会賞、『朔と新』(講談社)で第58回野間児童文芸賞、 『きみひろくん』(くもん出版)で第31回ひろすけ童話賞、『つくしちゃんとおねえちゃん』(福音館書店)で第69回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、『あしたの幸福』(理論社)で第10回河合隼雄物語賞を受賞。おもな作品に「おねえちゃんって」シリーズ(岩崎書店)、「車夫」シリーズ(小峰書店/文春文庫)など 多数。 「季節風」同人。 日時 令和5年1月27日(金) 午後6時30分〜午後8時(予定) 会場 中原市民館2階多目的ホール(武蔵小杉駅下車 徒歩5分) 定員100名(全席自由) ※感染症対策の為、席と席の間を空けて対応します。 参加費 無料  対象及び申込み方法 詳細については、図書館ホームーページおよび館内ポスター・チラシ等でお知らせします。 ※新型コロナウィルス感染状況などにより、変更・中止する場合があります。 5つのまちがいさがし 左の絵には、右の絵とちがう部分が5つあります。 見つけて〇で囲ってください。 ※正解は、図書館だより60号で発表します。 図書館職員のつばきちゃんが5人の子供たちに向かって絵本を読み聞かせしている場面の絵 秋の読書週間イベント 読書のまち・かわさきでは「かわさき読書の日」(11月第1日曜日)をはさんだ2週間を「かわさき読書週間」として、様々な取り組みを行っています。 市立図書館では、「かわさき読書週間」を中心に、子どもから大人まで楽しめるイベントを開催いたしますので、是非ご参加ください。 ※イベントの詳細については、各館へお問い合わせください。 館名 タイトル 期間 川崎 (仮)読書週間特集 10月下旬予定 大師 (仮)読書週間特集 10月下旬予定 幸 大人のための朗読会 11月5日(土) おはなしワールド(外国語と日本語によるおはなし会) 11月26日(土) 学校図書館ボランティア活動紹介展示 10月18日(火)〜11月20日(日) 日吉 ストーリーテリング秋のおはなし会 10月22日(土) 気軽に聴ける朗読会 11月1日(火) 中原 ほんのもり(おはなし会ボランティア) 11月5日(土)〜11月6日(日) 高津 かわさき読書週間特集展示 10月27日(木)〜11月18日(金) 橘 子ども読書100選 10月中旬〜11月末 どんぐりさんおすすめの本 10月中旬〜11月末 宮前 大人が楽しむおはなし会 11月29日(火) 多摩 秋のおはなし会 10月29日(土) 読書活動紹介展示 11月3日(木)〜11月10日(木) 麻生 新百合映画祭特集コーナー 11月1日(火)〜11月20日(日) 柿生 おりがみひろば〜ハロウィンのモビール作り 10月29日(土) 第 46 回 We Love KAWASAKI 話題の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』もそろそろ終盤、作品中に、稲毛荘(川崎市の一部)を領していた稲毛重成も、登場していました。 この号が出るころには、既に出演シーンも終わっているかもしれません。 ところで脚本の三谷幸喜さんが「これが原作のつもりで書いている」と話されている鎌倉時代の歴史書『吾妻鏡(あずまかがみ)』には、愛妻家としての稲毛重成が見えてきます。 頼朝の上洛に随行し、鎌倉への帰路、妻の病の報に頼朝から馬を与えられ、急ぎ帰還するのですが、残念ながら妻は亡くなってしまいます。 これを悲しんだ重成は出家、のちに妻の菩提を弔うため相模川に橋を架けることになるのですが、この落成供養に参列した帰りに頼朝は落馬をして亡くなることになります。 こんなエピソードがあるのですから、稲毛重成がもう少し登場(活躍?)するドラマや小説があってもよいですね。 大河ドラマをきっかけに、中世の歴史書を身近に感じられてはいかがでしょうか。 『吾妻鏡』は現代語訳や漫画など、様々な刊行物があります。 『現代語訳 吾妻鏡』吉川弘文館 全16巻別巻1 マンガ日本の古典14〜16『吾妻鏡(上中下)』中央公論社 『吾妻鏡人名索引』吉川弘文館(稲毛重成の記載箇所を確認できます。) 参考Web 画像データベース:国立国会図書館デジタルコレクション  https://dl.ndl.go.jp/ ほか 大河ドラマホームページ:https://www.nhk.or.jp/kamakura13/  ドラマの展開と併せて『吾妻鏡』を比較しています。 フロンターレ選手と本を楽しもう! フロンターレ選手がおすすめの1冊を紹介するリーフレット「キックオフ!読書のまち・かわさき」vol.14を作成・配布します。 川崎フロンターレの26(フロ)周年にちなんで、今年のテーマは「お風呂」。 お風呂に関係のある本や、心がほっこりする本をご紹介します。 どの選手がどんな本をオススメしてくれるのか、お楽しみに! 選手による本の読み聞かせイベントも、11月23日(水/祝日)の開催が決定。 詳細は、決まり次第館内のポスターやチラシ、ホームページなどでお知らせします。 写真の説明 読み聞かせをする遠野選手(右)と宮城選手(左) 昨年はクラブハウスからリモートで実施しました。 昨年配布したリーフレットVol.13の表紙の写真 かわさき市民アカデミー 講座DVD第2弾登場! 新たに『知の豊かさを楽しむシリーズ2』ができました。 シリーズ1と合わせてご自宅でゆっくりお楽しみください。 一度に3枚まで借りられます。 例えば・・・川崎学(歴史)A「近代における横浜・川崎の感染症の歴史」など、「経済」「日本史」「人間学」「科学」「みどり学」「川崎学(自然)」「子育て」等、全10ジャンル かわさき子どもの権利の日特集 11月20日(日)は「かわさき子どもの権利の日」です。 この日に中心に、市立図書館では、毎年、子どもの権利に関する図書コーナーを設置しています。 この機会に、子どもの権利について、改めて考えてみませんか。 館名 期間 川崎 11月8日(火)〜1か月程度 大師 11月8日(火)〜1か月程度 幸 11月12日(土)〜12月18日(日) 中原 10月18日(火)〜11月20日(日) 高津 10月30日(日)〜11月26日(土) 宮前 11月19日(土)〜11月30日(水) 多摩 11月1日(火)〜11月30日(水) 麻生 11月22日(火)〜12月18日(日) 神奈川県立図書館が新しくなりました! 住所 横浜市西区紅葉ケ丘9-2 電話 045-263-5900 交通 JR桜木町駅徒歩10分 HP 「神奈川県立図書館」で検索! ※県HPより引用した外観写真 神奈川県立図書館の新しい本館がオープンしました。 1954年11月の開設時より本館として使われてきた建物は、2021年8月に神奈川県指定重要文化財となり、設計者である前川國男氏にちなんで「前川國男館」として整備されます。 隣にできた新しい本館では、Lib活(Library+部活)、静寂読書室・研究ブース等の多様な読書エリア、閉架書庫に所蔵だった多くの資料が閲覧できる新たな公開書庫、文具やオリジナルグッズ、飲み物や軽食を販売するライブラリーショップなどのほか、これまでになかった新しい機能・設備が加わりました。 5つのまちがいさがし(58号正解) 図書館だより58号で出題した「5つのまちがいさがし」の正解はこちらです。 間違いの部分 つばき君のジャケットの下の切り込み、ネクタイ、つばきばあさんの目、耳、頭のつばきのおしべ *川崎市立図書館の最新情報については、図書館ホームページをぜひご覧ください! 図書館ホームページ:https://www.library.city.kawasaki.jp/index.html かわさき図書館だより 第58号 編集・発行/川崎市立中原図書館・川崎市立図書館企画委員会 〒211-0063  川崎市中原区小杉町3-1301  TEL 044-722-4932 川崎図書館 200-7011 幸図書館 541-3915 高津図書館 822-2413 宮前図書館 888-3918 多摩図書館 935-3400 麻生図書館 951-1305 大師分館 266-3550 田島分館 333-9120 日吉分館 587-1491 橘分館 788-1531 柿生分館 986-6470  菅閲覧所 946-3271 各館記事 川崎図書館 平成4年 田島分館誕生! 田島分館は平成4年(1992年)10月、教育文化会館田島分館との複合館として開館しました。 建物名称は「カルナーザ川崎」で地下1階から2階がショッピングフロア、4階が田島分館(プラザ田島)、5階から12階が居住マンションとなっています。 当時の朝日新聞に「来館者は、土日曜日が多く、平日でも平均290人が622冊を借り、予想の1日500冊を大幅に上回った。」(朝日新聞1992年11月11日)と書かれているように地域の人も望んでいた図書館だったことがわかります。 現在の田島分館の蔵書数46,109冊、来館者は年間31,519人となり、地域の人たちの利用目的も開館当時より多様化していますが、ニーズに応えられる図書館を目指しています。 幸図書館 秋色ブックカバーと栞をさしあげます! 幸区にある川崎総合科学高等学校デザイン科の生徒さんが作成したブックカバーと栞の配布を10月18日から行います。 毎年大好評ですが、今年も色鮮やかで素敵な作品を提供していただきました。 新書・文庫のどちらにも使えるサイズになっています。 全種類欲しくなってしまいますが、多くの方に配布できるよう、1人1セットまでとさせていただきますのでご了承ください。 なくなり次第終了となります。 また、高校生が作成した本の紹介POPもティーンズコーナーで展示します。 今年は幸高等学校も加わり、川崎総合科学高等学校と2つの学校の生徒さんがおすすめの本を紹介してくれました。 気になる本がありましたら、ぜひ読んでみてください。 中原図書館 サプライズに出会えるかも 図書館内の特集や展示をごらんになったことはありますか?  職員がテーマに合わせて、おもてに出ていない書庫からも選んで展示しています。 図書館を訪れた際、のぞいてみてください。 いつもとは違った、素敵なサプライズに出会えるかもしれません。 ◆主な特集・展示設置場所:児童・一般書架、予約本受取コーナー外壁、市民情報コーナー内(以上5階)、多目的室(6階) 高津図書館 「おはなし会」は0歳児から参加できます。 高津図書館では、ボランティア団体の皆さんが手遊びやわらべうたなどを交えながら、年齢別に絵本や紙芝居の読み聞かせを行っています。 @0〜1歳児向け「コロコロたまごのおはなし会」 毎月第2火曜日10:30〜11:00 A2〜3歳児向け「ゆりかごのひよこっこおはなし会」 毎月第1・3水曜日10:30〜10:50 B3歳児〜小学校低学年向け「めんどりのおはなし会」 毎月第2・4水曜日14:30〜14:50 年齢別に、その年齢の子にふさわしく、より楽しめるおはなしを提供します。 図書館では、読み聞かせをしてくださるボランティアを募集中です。 お気軽にご相談ください。 宮前図書館 図書館に「すいぞくかん」ができました!! 令和4年7月10日(日)から7月31日(日)に、カワスイ川崎水族館の協力で、企画・特集展示「読み漁ろう『水族館』in 宮前」を開催しました。 期間中は、魚や水族館に関する本を集めた特集コーナーのほか、利用者の皆さんに作ってもらった折り紙を貼り付ける「おりがみすいぞくかん」スペースを設置しました。 開催当初は空っぽだった“水槽”も、最終日には多くの折り紙により、溢れんばかりの魚で彩られました。 特集展示は終了しましたが、「おりがみすいぞくかん」は図書館のおはなしコーナーに設置してあるので、是非ご覧ください。 多摩図書館 サンクンガーデンで ひとやすみ 多摩区総合庁舎地下1階にある多摩図書館。 地下にあるのに、窓から光が差し込んで明るく開放的なのは、周囲をサンクンガーデンに囲まれているからなんです。 サンクンガーデンとは、「一般の道路よりも低い位置に作られる庭園」のこと。 地下の施設にも光と緑を取り込んで、一部は来館者の休憩スペースとして開放しています。 植木の緑が目に優しく、不思議なオブジェがたたずむ憩いの空間。 ベンチで飲食も可能です。 読書や調べものに疲れたら、秋の風を感じながらひとやすみしてはいかがでしょうか? ただし、虫さされ対策は必要かも。  麻生図書館 区制40周年記念特集 その2 図書館奥に設置中の「区政40周年記念特集」コーナーで、9月下旬から[あさおの今昔」写真&エッセイ作品を展示中! 展示しているのは麻生市民館で開催された「シニアの社会参加支援講座」受講者の作品で、麻生区を写した昔の写真と、同じ場所から撮影した現在の様子等を並べてあり、変化する地域の様子をご覧いただけます。 各作品には作成者の思いを綴ったエッセイも添えられています。 開催期間は9月21日(水)〜11月22日(火) 途中、10月17日(月)に展示作品の入替えを行います。 変わった所、意外と変わっていない所などぜひご自身で確かめてみてください。