かわさき図書館だよりVol.66 目次 1 世界自閉症啓発デー・発達障害啓発週間特集のお知らせ 2 We Love ! Kawasaki 『川崎と野球』 3 報告:読書活動優秀団体表彰・フロンターレと本を楽しもう! 市制100周年絵本展結果発表・読書普及講演会報告 4 各館情報 付録:地域資料新着図書案内 2025年2月号 4月2日は、国連が制定した「世界自閉症啓発デー」(2007年~)です。 日本でも、4月2日から8日までを「発達障害 啓発週間」と位置付け、自閉症をはじめとする発達障害への理解促進のため、 多くの自治体で啓発活動を実施しており、川崎市立図書館でも、特集架を設置いたします。 世界自閉症啓発デー・ 発達障害啓発週間についてのお問い合わせは 川崎市健康福祉局障害保健福祉部障害計画課 電話044-200-3796 関連Webサイト 川崎市発達相談支援センター https://www.aoitori-y.jp/kawasaki-sodanshien/ 図書館では、“障害”について知るだけでなく、“違い”を新たな魅力や可能性として、私たち自身の“壁”を取り除き、 視野を広げる機会となる本も紹介しています。 アートに出会う 『岡本太郎とアール・ブリュット-生の芸術の地平へ』川崎市岡本太郎美術館/編集・出版 2014年 『共に生きる金澤翔子』金澤 泰子/文 芸術新聞社 2021年 支援者の目線から 『居るのはつらいよ』東畑開人/著 医学書院 2019年 社会のなかで 『虹色のチョーク』小松 成美/著 幻冬舎 2017年 『温めれば、何度だってやり直せる』夏目 浩次/著 講談社 2024年 当事者による当事者のための本 『発達障害サバイバルガイド』借金玉/著 ダイヤモンド社 2020年 『あらゆることは今起こる』柴崎 友香/著 医学書院 2024年 手記・体験記 『自閉症の僕が跳びはねる理由』東田 直樹/著 エスコアール出版部 2007年 シリーズ『自閉症の息子と共に1~3』明石洋子/著 ぶどう社 2002~2005年 図書館での特集展示実施期間は次のとおりです。 川崎図書館 3月18日(火)~4月20日(日) 幸図書館 3月18日(火)~4月20日(日) 中原図書館 3月18日(火)~4月20日(日) 高津図書館 3月26日(水)~4月8日(火) 宮前図書館 3月18日(火)~4月7日(月) 多摩図書館 3月1日(土)~4月8日(火) 麻生図書館 3月18日(火)~4月7日(月) 詳細は各館にお問い合わせください。 We Love ! KawasakiVol.50 球春到来ブックレビュー『川崎と野球』 川崎ゆかりの野球に関する本を紹介します 再現川崎“劇”場 川崎球場(現富士通スタジアム川崎):川崎市には現在プロ野球球団がありませんが、大洋(現DeNA)やロッテ(現千葉ロッテ)の本拠地として、数々の名勝負を球史に刻んでいます。 日本代表監督は川崎市出身です 『土壇場力 悔しさと憧れが無限の力を生み出す』井端弘和/著 竹書房 2013年 野球国際大会得点圏打率6割6分7厘。絶体絶命のピンチを何度も救った無類の勝負強さはいかにして育まれたのか?野村克也との出会い、甲子園出場、運命の台湾戦…。幾多の試練を乗り越えた末に、真のサムライが手にした土壇場力とは―。 追悼 29番“サンデー兆治” 『村田兆治という生き方 マサカリ投法、永遠なれ』三浦基裕/著 ベースボール・マガジン社 2024年 あの日、サンデー兆治に何が起きたのか? 35年に渡って村田兆治と接してきた著者が、不器用で愚直に生きた男の真実を綴る著作。 川崎出身・佐藤惣之助と「大阪タイガースの歌」との関係は? 『日本プロ野球歌謡史野球ソングスの時代』菊池清麿/著 彩流社 2021年 ≪感動の名場面を彩るラジオ実況ウラ話≫ 『プロ野球感動名場面完全読本』 ニッポン放送 2016年 解説:関根潤三氏(川崎在住)他/実況:深沢弘氏(川崎出身)他 故人となられたお二人の紙面に残る名実況をお楽しみください。 七色の魔球・戦前の全川崎のエース若林忠志について 川崎市立図書館ホームページ川崎ゆかりの人物ページに掲載いたしました。 https://www.library.city.kawasaki.jp/contents?pid=15603 川崎球場関連図書のご案内 図書館に所蔵あり 『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』長谷川晶一/著 白夜書房 2011年 『最後のクジラ大洋ホエールズ・田代富雄の野球人生』赤坂英一/著 講談社 2013年 『1988年10・19の真実 平成のパリーグを変えた日』佐野正幸/著 新風社 1999年 『日本の野球場100選巡礼 スタジアム漫遊記』久保田登志雄/著 彩流社 2019年 『俺たちの川崎ロッテオリオンズ-いま蘇る「川崎球場」の14年間』 ベースボール・マガジン編集部/編 高橋大司/著 ベースボール・マガジン社 2013年 『オリオンズさすらいの旅路 1950年~1991年』 ベースボール・マガジン編集部/編 高橋大司/著 ベースボール・マガジン社 2022年 『ありがとう川崎球場』日本プロジェクト・プロデュース/編集 川崎市環境局 2001年 読書のまち・かわさき フロンターレ選手と本を楽しもう! 令和6年11月23日(祝) グランツリー武蔵小杉 スマイルススクエア 今回は、川崎フロンターレのクラブキャッチフレーズにちなんだ「仲間を大切にしたくなる本」をテーマに、安東駿介選手(画面右)・宮城天選手(画面左)による絵本の読み聞かせや図書館クイズなど参加された皆様に楽しんで頂きました。 また貸出カードの出張登録や電子図書館体験ほかミニイベントにも多くの方にご来場いただきました。このような機会を通じ本や読書をより身近に感じていただければ幸いです。 読書のまち・かわさき 読書活動優秀団体表彰 令和6年11月3日(日) 第22回かわさき読書の日のつどい 読み聞かせボランティア2団体が表彰 ブックサークルおはなしもり(中原図書館) だるまさんの会(川崎図書館大師分館) 両団体は、これまで、図書館での活動において、絵本を読む楽しさを子どもから大人まで多くの地域の方々に伝えてこられました。 今後も、各団体の活動を通じて、絵本の楽しさやすばらしさを様々な機会で伝えていただけるよう、図書館も団体と積極的に連携・協力していきたいと思います。 市制100周年記念事業 報告 令和6年10月20日読書普及講演会 京極夏彦氏講演『100年という時間』 川崎市内が舞台として 登 場する作品『魍魎の匣』の著者である京極夏彦氏を講師に迎えての講演は「『100年』とはどのくらい時間か」と始まり、「昔からあると思っているものが意外に新しい」、「その逆もまた然り」と具体例を挙げて、「時間の『長い』『短い』は相対的なものである」と結ばれました。 また読書について「『積読』も立派な読書」「図書館で本を借りて読んで、面白かったら買ってくださいね」など、時に笑いを誘いながら、みなさん大満足の90分でした。 市制100周年記念事業 報告 令和7年1月18日読書普及講演会 『本で辿る~かわさきの100年』 書評家東えりか氏による講演開催 川崎市在住、国内では数少ないノンフィクション専門の書評家としてご活躍されている東えりか氏は、作家北方謙三氏の秘書をされていた時に、中原図書館を利用していたとのこと。ノンフィクションに特化した書評を書いているのは、そのリアルさが面白いからと述べられました。書評家の視点で選んだ川崎市ゆかりの作品を紹介する「ブックトーク」のような雰囲気で話は進み、手に取って読んでみたいと意欲をかきたてられる講演会となりました。 講師の情熱に力をもらった、続編を期待したいとの声が聞かれました。 市制100周年記念事業 手づくり絵本の作品展代表作品展示 市民のみなさまから募集した手づくり絵本について、各区で投票いただき、決定した各区代表作品を展示いたします。 会期2025年3月5日から11日 会場川崎市立中原図書館5階登録・相談カウンター前 代表作品は展示に合せてかわさき電子図書館でも公開し、みなさまのお手元でお読みいただける予定です。ぜひ電子図書館でもご覧ください。 各図書館INFORMATION情報 2025年2月 詳細につきましては各図書館にお問合せください 川崎図書館 トイレが新しくなりました! 9月から約3カ月間、皆様にはご不便をおかけしておりましたが、トイレの改修工事が完了しました。 新しくなったトイレには、男女のトイレにおむつ替えシートやチャイルドシートが、多機能トイレに簡易オストメイトが設置され、多くの方にとって使いやすくなりました。 これからも綺麗に利用していただければと思います。 川崎図書館大師分館 リユース本の配布を行います 日程 雑誌2月8日(土)~14日(金) 子ども向けの本2月15日(土)~21日(金) 大人向けの本:2月22日(土)~28日(金) 会場図書館入口前の廊下(各回とも初日は朝10時から開始) 一家族10冊を目途にお好きな本をお持ち帰りください。たくさんの方のご来館をお待ちしています。 幸図書館 高校生とのコラボレーション 幸図書館では秋の「かわさき読書週間」に合わせて区内の高校生が制作した作品の配布・展示を行いました。 非常に素敵な作品で、多くの利用者の注目を集めていました。 中原図書館 放送100年 ラジオとテレビ 1925(大正14)年3月22日ラジオ放送で始まった日本の放送は、テレビ放送の始まりを経て、今年、100年を迎えます。 文学作品なども含めラジオやテレビ放送に関わる資料を広く紹介いたします。 会期1月21日(火)~3月16日(日) 会場中原図書館一般特集コーナー 高津図書館 二ヶ領用水展 かつて市域の農業や工業を支え、今は市民の憩いの場となっている二ヶ領用水。 今回は市民ミュージアムが所蔵する資料などを展示いたします。 会期2月1日(土)~3月3日(月) 会場高津図書館展示コーナー 学芸員による展示解説 2月2日(日)(荒天時2月8(土))、2月9日(日)(荒天時 2/11日(祝)) 時間11時30分~12時 宮前図書館 春のおやこのおはなし会を開催! 日時4月27日(日)11時~11時30分 会場宮前市民館3階視聴覚室 対象1~3歳程度までの子と保護者8組 申込宮前図書館に電話、図書館カウンター、オンライン申し込みフォームにて4月9日(水)10時から 図書館で絵本の読み聞かせや、親子で楽しむ手遊び、楽しいパネルシアターも行います。 多摩図書館 多摩区郷土史入門講座を開催しました 多摩図書館・稲田郷土史会・多摩区文化協会共催の「多摩区郷土史入門講座」を昨年11月10日(日)24日(日)に開催しました。 今回は多摩区がかつて地域産物の流通拠点だったという視点でお話をしていただきました。 講師は第1回が小林基男氏(柿生郷土史料館専門委員)、第2回は鈴木勇一郎氏(川崎市市民ミュージアム学芸員)。 参加された方々は皆熱心に聞き入っていました。 麻生図書館 貴重な図書をご寄贈いただきました 昨年秋に生誕100年を迎えた川崎ゆかりの画家中村正義の作品集「中村正義画集」と、画業の傍ら研究を進めて執筆した限定出版の「写楽」が「中村正義の美術館」(麻生区細山)から寄贈されました。貴重な資料として書庫にありますので、閲覧の際にはカウンターでお声をかけください。 同美術館もコロナ禍以来4年の休館を経て再開されました。 画家を魅了した里山の風景を散策がてら、訪ねてみてはいかがでしょうか。 開館日やアクセスなどは美術館のホームページでご確認ください。 中村正義の美術館ホームページ https://nakamuramasayoshi.com/index.html 指定管理者制度への移行について 高津図書館橘分館 令和7年4月1日より高津市民館及び高津市民館・図書館橘分館に指定管理者制度が導入され、指定管理者に管理運営が移行されます。 指定管理者 たかつ・未来共創パートナーズ 代表者 アクティオ株式会社 構成員 公益財団法人川崎市生涯学習財団 株式会社サイオー 株式会社東急コミュニティー 株式会社図書館流通センター 最新情報は川崎市立図書館ホームページにて https://www.library.city.kawasaki.jp/index.html かわさき図書館だより第66号   令和7年2月1日  編集・発行 川崎市立中原図書館 川崎市立図書館企画委員会 郵便番号211-0063 川崎市中原区小杉町3-1301 電話044-722-4932(中原図書館) 川崎図書館 044-200-7011 大師分館 044-266-3550 田島分館 044-333-9120 幸図書館 044-541-3915 日吉分館 044-587-1491 高津図書館 044-822-2413 橘分館 044-788-1531 宮前図書館 044-888-3918  多摩図書館 044-935-3400  麻生図書館 044-951-1305  柿生分館 044-986-6470 菅閲覧所 044-946-3271