2025年11月発行                        川崎市教育委員会事務局 11月2日(日)「かわさき読書の日(11月の第1日曜日)」に、「第23回かわさき読書の日のつどい」を中原市民館にて開催いたしました。当日は、優秀賞を受賞された児童生徒と保護者、優秀団体関係者と、5年ぶりに一般の方もご来場いただきました。会場にて読書活動優秀賞受賞作品と優秀団体の活動紹介を展示し、優秀賞受賞作品と学校賞および優秀団体の表彰式を行いました。  その後、作家、翻訳家としてご活躍中の野坂悦子先生による講演会を行い、講演会後には会場の児童生徒との交流会も開催いたしました。講演会や交流会を通して、海外児童文学作品に触れ、それぞれの作品がもつ魅力や、読書から広がる楽しさを会場全体で分かち合うことができました。 講演会では「日本と世界~かみしばいと絵本を通して~」というテーマで、野坂先生の紙芝居の実演や、ご自身の活動の紹介をしていただきました。 『やさしいまものバッパー』の実演では、会場全体がその世界観に引き込まれ、前のめりになって聞く児童生徒の姿が印象的でした。また、紹介していただいた絵本のもつストーリーを通して、受容や寛容、思いやりの精神や、互いに違いを認める勇気を持つことについて考えることができました。野坂先生が作家として、また翻訳のお仕事の中でも大切にされている思いが伝わる、温かい雰囲気の講演会でした。 交流会では、最初に紙芝居で『ごきげんのわるいコックさん』を実演していただきました。「なんでコックさんは機嫌が悪いんだろう?」という問いかけから始まり、想像力を掻き立てられる工夫が随所にあり、児童生徒はその世界に引き込まれて行きました。最後に、機嫌がよくなったコックさんが作ってくれたキャンディーの味は、それぞれ答えが違って面白かったです。 後半は、今回受賞された児童生徒の中から選ばれた代表者3名が、好きな色にまつわる絵本を紹介する機会がありました。野坂先生から「どうしてこの絵本を選んだのですか?」「絵本を通じて感じる色に関するイメージは?」という問いかけに、丁寧に答える姿が印象的でした。 短い時間でしたが、会場に集まった参加者全員が講演会や交流会を通して、読書のよさや楽しさ、そして奥深さについて改めて気づくことのできた、有意義な交流会となりました。 「第23回かわさき読書の日のつどい」では毎年、優秀賞受賞作品と学校賞および優秀団体の表彰を行っています。今年度は「読書標語」「読書ポスター」「本の紹介文」に4,249点もの作品が寄せられました。多数のご応募ありがとうございました。その中から、優秀賞32点、入賞64点が選ばれ、学校賞には、読書活動作品づくりに意欲的に取り組まれた東高津小学校が選ばれました。また、学校や地域で特色ある優れた読書推進活動に取り組んでいる3団体、1学校が優秀団体として選ばれました。   読まち通信No.106では2025年の【こどもの読書週間】の標語「あいことばはヒ・ラ・ケ・ホ・ン !」を紹介しました。今回は、読書標語優秀賞・入賞作品の中から、「思わず本を開きたくなる」標語を紹介します。 11月10日(月)から11月25日(火)まで中原図書館6階多目的室にて受賞作品と優秀団体の活動紹介を展示しました。期間中、多くの方にご来館いただき、ありがとうございました。「読書標語」「読書ポスター」の優秀賞受賞作品は、「読書のまち・かわさき 子ども読書カレンダー」に掲載し、各学校や図書館等にお配りする予定ですので、ぜひご覧ください。 『かわさき電子図書館』をご存じですか?川崎市立図書館の貸出カードとパスワードがあれば、ご自宅のPC・タブレット・スマートフォンで利用できます。青い鳥文庫の読み放題パックなど、子ども向けのコンテンツも充実しています。  学校には、学校図書館の番号を使った学校単位での登録をおすすめしています。GIGA端末で電子図書館にアクセスすれば、朝読・調べ学習・授業で使うことができます。問い合わせは、学校を通じて各区川崎市立図書館の電子図書館担当までお寄せください。 ◆第2回 全市図書ボランティア研修会のお知らせ◆ 日 時: 令和8年1月14日(水) 場 所: 川崎市中原市民館 多目的ホール 時 間: 9時50分~11時35分(受付9時30分~) 講演会: 「子どもの純粋な想像力を育む童話作品」 講師  茂市 久美子 氏(童話作家)