読書のまち・かわさき通信 2023年7月 発行 川崎市教育委員会 No.99 第1回全市図書ボランティア研修会 7月4日(火)に、第1回全市図書ボランティア研修会が、川崎市総合教育センターで行われました。この研修会は学校図書館における、ボランティア活動の向上を図ることをねらいとしています。 今回は講師に熊谷裕紀子氏をお招きし、『図書ボランティアにとって大切なことと絵本のこころ』と題して、講演をしていただきました。各学校の図書ボランティアの方々を 中心に、約110名の方が講演に参加いたしました。 会場では、熊谷氏の熱意あふれる学びの多い実践報告に聞き入り、メモをとる姿も多くみられました。実際に読み聞かせを披露していただいた場面では、本の奥深さを再認識する機会をいただきました。さらに、ボランティアの立場で子どもたちのために学校でできることを提案していただき、「常に開かれた図書館をめざしてご尽力ください」と、参加者に激励のお言葉をいただきました。  講師紹介 青森県生まれ。小学校のPTA会長を務め、各種PTAボランティアを立ち上げる。現在は多摩区内の小学校で教育ボランティアコーディネーター、シニア読み聞かせ講座上級師範インストラクターとして活躍中。  りぷりんと(NPO法人・シニア世代による学校支援ボランティア)専属の読み聞かせ講師を務めながら、小学校や中学校で読み聞かせの場をコーディネートしている。熊谷氏がシニア読み聞かせボランティアを育成した人数は、何百人にも上り、その経験が評価され、全国から講師依頼が後を絶たず、2017年には川崎市より 『読書活動優秀個人賞』を受賞した。  参加者の感想 ☆長年の経験をもとにしたお話がとても興味深く、さらに読み聞かせがとてもすばらしくて励みになりました。子どもたちの笑顔のためにがんばります。 ☆改めて図書館運営の目標や心得を、学校から伝えてもらう大切さを感じました。 ☆絵本の知識や新刊へのアンテナ、読み聞かせの技法やなど、学ぶべきことが多い  と痛感するとともに、実りのある研修会でした。 読書のまち・かわさき」事業推進会議、子ども読書活動連絡会議 6月6日(火)に中原図書館において、令和5年度第1回「読書のまち・かわさき」事業推進会議、7日(水)に子ども読書活動連絡会議が行われました。 事業推進会議は学識経験者や学校等関係者、社会教育関係者や行政関係者の方々に、子ども読書活動連絡会議は、図書ボランティアや総括学校司書、学校・保育園等・図書館関係者や読書活動にかかわっている方々にご参加いただきました。 各会議とも、今年度の事業や子どもの読書活動についての意見交換が活発に行われました。市立図書館と学校の連携についての 共有、図書ボランティアと図書担当教諭による連絡体制、読書のPR活動についての方法、様々なアプローチからのブックスター トの普及、GIGA端末の活用と電子書籍について、ベビーカースルーによる本の貸し出しの普及、学校図書館の環境整備のさらな る工夫など、多岐にわたってそれぞれの立場からの意見や考えを共有することができました。  これからの図書館に求められることは多様化していきますが、図書館に来館する子どもたちを大切にし、一人でも多くの子どもが読書に興味をもてるように、この会議を通して これからも話し合いを深めることが大切だとの声が多く聞かれました。 読書標語、読書ポスター 本の紹介文の募集 今年も「読書のまち・かわさき」では、子どもたちが興味・関心をもち、主体的な読書活動につながるように、児童生徒のみなさんから『読書標語』『読書ポスター』『本の紹介文』の読書活動作品を募集します。日常生活での本についての思いや、読書を通して味わった様々な感動があふれる作品の応募をお待ちしています。 応 募 部 門 (1) 読書標語   対象:小学校1年〜4年 (2) 読書ポスター 対象:小学校1年〜高校3年 (3) 本の紹介文  対象:小学校5年〜高校3年 募 集 期 間  令和5年6月26日(月)〜9月6日(水) ※作品の一部は「読書のまち・かわさき 子ども読書カレンダー」等に掲載し、  広報活動に活用させていただくことがありますので、ご了承ください。  応募方法など、詳しくは各学校の担当の先生にお問い合わせください。