読書のまち・かわさき通信NO.111 2026年7月発行 川崎市教育委員会 ★第1回全市図書ボランティア研修会 7月2日(木)に、第1回全市図書ボランティア研修会が、中原市民館で行われました。この研修会は学校図書館におけるボランティア活動の向上を図ることをねらいとしています。 今回は講師に書評家 東 えりか氏をお招きし、「読書でたどる川崎市~副読本『川崎』を通して~」をテーマにご講演いただきました。当日は各学校の図書ボランティアの方々を中心に約100名の方が参加されました。自宅からご持参いただいた数十冊に及ぶ書籍を紹介しながら、講演会に参加された方にそれぞれの書籍のよいところを興味が沸くように説明していただきました。川崎市教育委員会が作成、変遷している副読本「かわさき」を紹介していただいた他に、川崎市にゆかりのある本の数々をご紹介いただきました。『オオカミの護符』『ご先祖様はどちら様』『ハマ川崎』『川崎怪談』『ルポ川崎』等等。書評家として、数々の本の魅力を余すことなく伝えられ、参加された方が「手に取ってみたい」と感じられる時間を過ごしました。 ご自身の持論として、「フィクションとノンフィクションは同時に語られるべき」、「本を選ぶ際は、『合う』『合わない』で決めてよい。無理する必要は無い」、と本に関わる方々に、本と楽しく向き合うヒントをお伝えいただきました。 ★講師紹介 講師:東 えりか 氏      <プロフィール> 川崎市在住。小説家・北方謙三氏の秘書として22年間勤め、2008年に書評家として独立。日経新聞、読売新聞、週刊新潮他、主にノンフィクションを中心に書評家として活動中。同時に、成毛眞氏が代表を務めるインターネット書評サイト「HONZ」の副代表としても活動中。川崎市とも縁が深く、市制100周年の年には、市内で何度もご講演をいただいた。著書『見えない死神、原発不明がん、百六十日の記録』他 ★参加者の感想(一部抜粋) ☆ちょっと読んでみたいかも、という気持ちになりました。 ☆知らない本を紹介いただきましたので、早速、注文したいと思います。 ☆川崎に関する本ということで、ぜひ、子どもたちと読みたいと思いました。 ☆娘が高校で川崎区の妖怪や怪談についてのレポートを書いているので、この講演が聴きたかっただろうな、と思いました。 ☆本もですが、土地に対する親しみをもつことで、周囲に気を配ったり自分の足元を見つめる助けになったりするのかなと思いました。 ★「読書のまち・かわさき」事業推進会議 6月2日(火)に中原図書館において、令和8年度第1回「読書のまち・かわさき」事業推進会議が行われました。 当日は、学識経験者や学校等関係者、社会教育・行政関係者、図書ボランティアや総括学校司書など読書活動にかかわりのある方々にご参加いただき、「読書のまち・かわさき」事業や、子どもの読書活動の推進、電子図書館の利用促進等についての意見交換が活発に行われました。中でも、「家庭」「地域」「学校」「啓発活動」の4点について取組状況の共有を図りました。 図書館からは、学校との連携について職業体験や調べ学習での活用の他、「読書のまち・かわさき」のイベントなどでも連携を行っている報告がありました。学校との連携は近隣の学校に限られる傾向にあることや全体的に子どもの本の貸出数が減っていることが課題としてあがりました。また、子育てと絵本は大変密接な関係にあることも示唆され、乳幼児への読み聞かせなど、早い段階での図書を用いた活動に意義がある意見が出されました。 学校における読書活動に関する報告からは、小学校を中心に学校司書が定着し、学校司書による環境整備や選書、授業支援が、子どもたちや教職員にとって大きな力になっているという声も上がりました。調べ学習ではGIGA端末の活用が進んでいることが報告されましたが、調べ学習や読書において、紙媒体とデジタル、それぞれのよさを子どもたちが知り、活用していくことについてのご意見もいただきました。一人でも多くの子どもが読書に興味をもち、豊かな感性を育みながら様々な知識を得て成長していけるよう、引き続き事業を進めてまいります。 ★「読書標語」「読書ポスター」「本の紹介文」の募集 今年も「読書のまち・かわさき」では、子どもたちが興味・関心をもち、主体的な読書活動につながるように、児童生徒のみなさんから『読書標語』『読書ポスター』『本の紹介文』の読書活動作品を募集します。日常生活での本についての思いや、読書を通して味わった様々な感動があふれる作品の応募をお待ちしています。 応 募 部 門 (1) 読書標語   対象:小学校1年~4年 (2) 読書ポスター 対象:小学校1年~高校3年 (3) 本の紹介文  対象:小学校5年~高校3年 募 集 期 間  令和8年6月15日(月)~9月4日(金) ※作品の一部は「読書のまち・かわさき 子ども読書カレンダー」等に掲載し、広報活動に活用させていただくことがありますので、ご了承ください。応募方法など、詳しくは各学校の担当の先生にお問い合わ せください。