かわさきを知る 川崎市立図書館地域資料新着図書案内 2025年2月号 ウェブギャラリーから 切り絵『中原図書館』藤田正俊 かつての中原図書館です。 自動車文庫の姿もあります まるごとぜんぶ川崎の本  ぴあ/発行 2024年 K291.1マル 本書では、川崎市の産業や歴史、スポーツ、美味しいお店などを紹介しています。また、7区それぞれの街紹介も詳細に書かれており、現在川崎市に住んでいる人にとっては、より「川崎」を好きになるきっかけに、それ以外の人にとっては、「川崎」に行ってみたくなる、住みたくなる一冊となっています。 本書を読んで気になったところを散策してみてはいかがでしょうか。 爆誕!!かわさき100年物語 川崎市市民ミュージアム企画展 川崎市市民ミュージアム/編集・発行 2024年 K210.1バク 本書は、令和6年10月から令和7年2月にかけて開催されている川崎市市民ミュージアム企画展「爆誕!!かわさき100年物語」の図録です。 大正13年の市制施行から、その後の50年を中心に、工業化や都市化の進展が読者に理解しやすいように掲載されています。 例えば、第1章には、工業都市としての川崎市の基盤を築いた石井泰助(初代市長)の工業誘致に関わる書簡など、当時の川崎市の状況を知る貴重な資料を見ることができます。 さらに、本書を読み進めていくと、人口の推移なども掲載されており、川崎市の歴史的な背景をこの一冊で知ることができます。 川崎元気企業調査報告書 挑戦する川崎の企業家たち [2024] 公益財団法人川崎市産業振興財団 事業推進課/編集・発行 2024年 K335.1カワ24 本書は、川崎市において成長期にある中小企業を集約した調査報告書です。中小企業独自の戦略や各企業における消費者に向けての宣伝方法などを盛込み、消費者にとって有効性のある事柄をユーモアな言葉で、且つそれぞれの企業をモノクロ写真付きで紹介しています。 市内で活躍する中小企業に興味がある方におすすめの一冊です。 かながわ鉄道廃線紀行 森川天喜/著 神奈川新聞社/発行 2024年 K686.0カナ 神奈川新聞のニュースサイト「カナロコ」連載を大幅に加筆して書籍化されました。 川崎市電をはじめとする神奈川県内の11の廃線跡を紹介しています。 神奈川新聞社の豊富なアーカイブ写真の活用、さらに当時の新聞記事、コラムや関係者のインタビューと、鉄道ファンならずとも興味をかきたてられる読み応えのある内容になっています。この本で地域の歴史の知識を深めることが出来たら、実際に廃線跡を訪ねてみたくなることでしょう。 カワサキの100タイトル 100年後に残したい川崎ゆかりのイチ推し本100 川崎市市制100周年記念 川崎市立中原図書館/発行 2024年 K210.1カワ 川崎市市制100周年記念事業の一つとして、「川崎ゆかりの作品『あなたのイチ推し本』大募集」と題し川崎にまつわるおススメ本を募集しました。 応募いただいた75点に職員のおススメ25点を加えた100冊を紹介したリーフレットがこちらです。 おススメの一節や作品にまつわる思い出などのコメントもあわせて掲載しています。 是非この中からあなたのお気に入りを見つけて、川崎市の新たな一面に出会ってください。 川崎の研究 産業・労働・くらしの諸相 専修大学社会科学研究所 社会科学研究叢書26 小池隆生・兵頭淳史/編 専修大学出版局/発行 2024年 K302.1カワ 川崎市多摩区生田にキャンパスを構える専修大学の、社会科学研究所の研究成果をまとめた書籍です。同叢書では第12巻でも川崎市に関する研究報告を取り上げており、本書はその第2弾と位置付けられています。川崎市における産業の変遷、労働運動史、市民のくらし等の切り口で各々の分野の専門家が論じており、「身近な地域の現状」が「学問」の目で見るとどうなるか、を学ぶことができます。 川崎市子ども夢パークって? 川崎市子ども夢パーク/[編]・発行 2024年 K369.1カワ 「川崎市子ども夢パーク」は、「子どもが自由な発想で遊び、学び、創作し続ける居場所」として、2003年7月に開園した子どものための施設です。 表紙をめくると、プレーパークで遊ぶ子どもたちの無邪気な姿が目に飛び込んできます。 子どもたちにとって安心して過ごせる場所として機能していることがわかります。 更に夢パークの施設紹介、基本理念、利用方法、独自のミニイベントの紹介、開園してからの歩みなどが詳細に掲載されています。 子育て世代にぜひ、おすすめしたい一冊です。 中野島のこんなこと知っていますか 田村弘志/著・発行 2024年 K291.1ナカ 本書は、元川崎市多摩区社会福祉協議会会長の田村弘志氏が多摩地区社協広報誌「なかのしま」に連載した記事を1冊にまとめた書籍です。 著者が生まれ育った多摩区中野島の名前の由来、二ケ領用水とのつながり、戦時中と戦後の中野島、四季折々の年中行事、産業の発展の歩みにも焦点をあてて、ふるさとの歩みを私たちに伝えています。 親しみやすい文章と著者が所蔵する鮮明な写真の数々が、当時の様子を活き活きと表現しています。 大人には懐かしく、あるいは新鮮に、子どもにも興味深く読める内容です。 地域の学習や自由研究などにも役立つ魅力溢れる地域資料です。 ここに紹介した資料は、2024年10月~2025年1月の間に、川崎市立図書館のホームページに掲載した資料の一部です。 その他の新着資料については、下記の地域資料新着図書案内ページにてご覧いただけます。 川崎市立図書館地域資料新着図書案内ページ https://www.library.city.kawasaki.jp/contents?pid=15605 川崎市立図書館地域資料新着図書案内 2025年2月1日(図書館だより66号同時発行) 編集・発行川崎市立図書館地域資料担当者会議 郵便211-0063川崎市中原区小杉町3-1301 電話044-722-4932(中原図書館)