小黒恵子(川崎ゆかりの人物)

小黒恵子(おぐろ けいこ)

小黒恵子

画像提供:小黒恵子童謡記念館

生没年

1928(昭和3)年ー2014(平成26)年

プロフィール

詩人、童謡作家。
1928(昭和3)年8月27日に川崎市高津区諏訪で生まれる。
中央大学法学部卒業後に就職した商事会社が倒産し、渋谷に喫茶店を開店。そこで常連客となった画家谷口六郎氏から詩人サトウハチロー氏を紹介され、サトウ氏に師事、童謡作家としての歩みを進める。谷口氏の協力を得て1970(昭和45)年に最初の童謡集『シツレイシマス』を出版。
1973(昭和48)年 第6回日本作詞大賞童謡賞受賞(「ハダシとハダカ」)。
1982(昭和57)年 第12回日本童謡賞受賞(「飛べ しま馬」)。
同年 第3回赤い靴児童文化大賞受賞(「やあこんにちは」)。
第6回「あした吹く風」、第9回「もうすぐ春」、12回「けずりたての鉛筆のように」日本詩人連盟賞入賞。
1990(平成2)年度 第19回川崎市文化賞受賞。
2001(平成13)年 勲四等瑞宝章受章。
日本童謡協会理事、(財)川崎市文化財団理事、神奈川県公園等審査会委員、川崎市公園緑地審議会委員等を務めた。

「ドラキュラのうた」「モンキーパズル」等、NHKこども番組や小学校音楽教科書の作詞など、800曲以上の作品を残した。合唱組曲『草笛のうた ふるさとは多摩川』は小黒さんがふるさとと慕う多摩川を描いた曲である。

川崎市高津区諏訪の自宅を改築し、1991(平成3)年に小黒恵子童謡記念館を開館。
2014(平成26)年4月1日、死去。晩年まで高津区諏訪で居住。死去後、記念館は川崎市に遺贈された。
2024年度に川崎市市制100周年を記念し、曲が付いていない「ぼくの未来学」に曲を付け、新しい楽曲が制作される予定。

主な参考文献・ 著作等

(掲載日:2024年10月30日)