山口八十八(川崎ゆかりの人物)
山口八十八(やまぐち やそはち)
『神奈川縣紳士録』より転載
生没年
1874(明治7)年ー1963(昭和38)年
プロフィール
栃木県の農家岡部家の次男に生まれる。幼名清吉。横浜で食料品の輸入販売商を開き、23歳のとき山口寅吉の養子となり、八十八を襲名した。食品製造にも進出し、やがて臓器薬の研究を手がけた。1928(昭和3)年帝国臓器薬研究所を川崎市南河原(現在の幸区大宮町)に設立し、ホルモン剤生産に乗り出した。戦後帝国臓器製薬会社に改組して、初代社長・会長に就任した。美術品収集家としても著名。
主な参考文献・ 著作等
- 神奈川縣紳士録(越智剛二郎/編集 横浜市誌編纂所/発行 1930年)
- 神奈川県史 別編1人物(神奈川県県民部県史編集室/編集 神奈川県/発行 1983年)
(掲載日:2024年5月28日)