若尾幾造(川崎ゆかりの人物)

若尾幾造(わかお いくぞう)

若尾幾造

『京浜電力株式会社沿革誌』
(国立国会図書館デジタルコレクション)より転載

生没年

1857(安政3)年ー1928(昭和3)年

プロフィール

甲斐国(現在の山梨県)に生まれる。生糸売込商初代幾造の長男。幼名隣之助のち林平。家業を助け、生糸貿易業に従事した。1896(明治29)年父の死で家督相続し、幾造を襲名。1899(明治32)年横浜若尾銀行を設立、神奈川・埼玉両県に製糸場・生繭乾燥場を経営し、さらに多くの会社重役を兼ね、横浜財界でも活躍した。なお、日本鋼管設立の際に設立発起人となり、田島村渡田(現在の川崎区)地先に造成した若尾新田を工場敷地に提供した。

主な参考文献・ 著作等

(掲載日:2024年6月23日)