坂本九(川崎ゆかりの人物)

坂本九(さかもと きゅう)

坂本九

Ⓒ坂本九音楽事務所

生没年

1941(昭和16)年ー1985(昭和60)年

プロフィール

川崎市川崎区南町で生まれる。本名は大島九(おおしま ひさし)。幼少の頃、母の実家がある茨城県笠間町田町に疎開。戦後、疎開先から戻り、川崎市立川崎小学校へ転入。
1958(昭和33)年、16歳で歌手デビュー。「見上げてごらん夜の星を」「幸せなら手をたたこう」「明日があるさ」等数多くのヒット曲を世に送り出す。
1963(昭和38)年「上を向いて歩こう」が「スキヤキ」に改題されて海外で大ヒット。キャッシュボックス誌で4週間、ビルボード誌で3週間1位を獲得した唯一の日本人歌手である。歌手としての活動の他、映画や舞台、司会業と活躍の場を広げ、国民的人気を不動のものとした。
また、福祉についても関心が高く、1976(昭和51)年10月にスタートした、札幌テレビ「ふれあい広場・サンデー九」に出演。同番組は、北海道内の障がい者、高齢者、福祉関係者の生きる様子を率直に伝える、当時の民放では画期的な番組として、9年間放送された。
1985(昭和60)年8月12日、航空機事故により帰らぬ人となる。享年43歳。
2006(平成18)年度から命日に川崎駅東口の商業施設「川崎ルフロン」にて開催されてきた追悼コンサートは、2024(令和6)年度には開催回数が19回に達した。
現在、JR川崎駅東口広場に歌碑が設置され、また、JR川崎駅東海道線の発車メロディと京急川崎駅の電車接近メロディに「上を向いて歩こう」が使用されている。
妻は俳優の柏木由紀子氏。

主な参考文献・ 著作等

(掲載日:2024年12月10日)