小池汪(川崎ゆかりの人物)
小池汪(こいけ おう)
画像提供:小池汪写真管理室
生没年
1933(昭和8)年ー2023(令和5)年
プロフィール
写真家。
1933(昭和8)年9月8日に東京都で生まれる。桑沢デザイン研究所卒業。
1942(昭和17)年川崎市に転居。19歳で写真を撮り始め、28歳の頃から川崎市域を撮影。
多摩川、川崎市の農村、寺社仏閣、市民の姿など、居住していた宮前区を中心に川崎の風景・民俗・素顔を撮り続けた。
1960年代からは川崎公害についての実像を40年以上にわたって撮影。写真集『川崎公害と環境再生』の写真選定、写真提供と出版に関わり、未来の人々へ伝えなければならない環境のあり方を訴えた。『川崎地名百人一首』『川崎歴史ガイド』などの川崎市の刊行物制作にも多く関わった。
登戸研究所発掘当初の1980年代半ば頃から、登戸研究所の調査にも参加し、多くの記録写真を残した。
2006年、川崎市文化賞受賞。
2023(令和5)年7月5日に89歳で逝去。
主な参考文献・ 著作等
- 川崎50年-小池汪写真集(小池汪/著・発行 2006年)
- 秘儀遷霊-かわさき山王まつりの記録 小池汪写真集(小池汪/著 1986年)
- 民家の暮らし-川崎市域と川崎市立日本民家園の記録から(小池汪/著 2003年)
- 影向寺 小池汪写真集(小池汪/著1983年)
- 江戸城、石の故郷(小池汪/著2022年)
- 川崎公害と環境再生(川崎公害病患者と家族の会 著 2009年)
- 古刹影向寺(影向寺/発行 2006年)
- かわさき文化人国記(多摩川新聞社/発行 1995年)
(掲載日:2025年2 月28 日)