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物語で戦争を知ろう!(第二次世界大戦)

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戦後70年。
「あまりにも昔のことで、なんだかピンとこないな・・・。」
そんなふうに思っているあなた。
戦争を物語で読んでみませんか。
これは、必ず、知らなくてはいけないことだから...。

そして、あの日、原爆が落ちた。

月光の夏
月光の夏の表紙 毛利恒之/〔著〕
講談社

佐賀県の鳥栖小学校に1台のグランドピアノがあった。昭和二十年五月、特攻隊で出撃が決まった二人の青年が、このピアノを弾くために、12~3キロの道のりを走ってやってきた。ベートーヴェンの「月光」を弾いて帰って行った二人の青年…。終戦間際に、佐賀県鳥栖市で実際にあった出来事を「物語」「絵本」で紹介します。戦争のために、音楽家になる夢を絶たれた青年。生き残ったことを隠し続ける人生。この物語を読んで、あなたは何を感じますか。

ピアノは知っている 月光の夏
ピアノは知っている 月光の夏の表紙 毛利恒之/原作・文 山本静護/絵
自由国民社 
永遠の0
永遠の0の表紙 百田尚樹/著
太田出版

零式艦上戦闘機(ゼロセン)。第二次大戦で世界中に名を知られた戦闘機。祖父が、その零戦のパイロットだった!「死にたくない」と言いながらも、零戦で特攻した祖父の本心は…。

八月の光
八月の光の表紙 朽木祥/作
偕成社

原爆の落ちた広島で、生き残った10代の若者たち。命があってよかった、と簡単には言えない。ぼろぼろになった街で、記憶を失くした「僕」。あの時、そんな現実がそこにはあった…。

ハンナの記憶
ハンナの記憶の表紙 長江優子/著
講談社

「I may fogive you.」(あなたを許してあげてもいい)、それだけが書かれたクリスマスカードが波菜子の祖母に届いた。差出人は誰なのか。答えは67年前の秘密の交換日記のなかにあった。そして東日本大震災がおきて…波菜子の向き合う記憶とは。

アンネのバラ
アンネのバラの表紙 國森康弘/文・写真
講談社

杉並区にある高井戸中学校には「アンネの形見」という名前のバラが咲きます。「死んでからもなお生きつづける」というアンネの願いがこめられたバラは、何故ここで咲くことになったのでしょう。

火垂るの墓
火垂るの墓の表紙 野坂昭如/著
ポプラ社

同名のアニメ映画を知っている人は多いと思います。原作は、著者の戦争体験を題材にした短編小説で、戦争の悲惨さを伝えているだけの作品ではありません。映画には映像だからこそ、小説には文字だからこそ伝えられるものがあります。見たり、読んだりしたことがある人でも、その時々で見え方や受け止め方が違ってきます。何度も読んで下さい。そして、戦争があったことを忘れないで下さい。表題作の他に戦争の童話5編収録。

海の向こうでは、何が…

青い目の人形物語1
青い目の人形物語1の表紙 シャーリー・パレントー/作 河野万里子/訳
岩崎書店

1927年にアメリカと日本の間で「友情の人形」が交換された事実がもとになった物語。この物語に出てくるような魅力的な人々を敵としなければならなかった戦争の愚かさ、人形に込められた平和への想いを感じてください。

ヒトラー・ユーゲントの若者たち 
ヒトラー・ユーゲントの若者たち の表紙 S.C.バートレッティ/著 林田康一/訳
あすなろ書房

第二次世界大戦中のドイツでは、十代の少年少女が「ヒトラー・ユーゲント」として活動していた。「愛国心」の名の下に「祖国のために」働いた若者たち。若者たちの情熱と忠誠心は、どこに向かって行ったのだろうか。

戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ
戦争をくぐりぬけたおさるのジョージの表紙 ルイーズ・ボーデン/文 アラン・ドラモンド/絵 福本友美子/訳
岩波書店

自転車に乗って戦火のヨーロッパを脱出したレイ夫妻。明るく生き生きと動く、おさるのジョージ誕生のエピソードだけでなく、戦争の時代を必死に生き抜いたレイ夫妻の波乱万丈の物語。

イレーナ・センドラー
イレーナ・センドラーの表紙 平井美帆/著
汐文社

今から約70年前のポーランドに、二千五百人ものユダヤ人の子ども達を命がけで救った女性がいたことを知っていますか?残虐な世界の中で勇気ある行動をとった女性のお話です。

クラウディアの祈り
クラウディアの祈りの表紙 村尾靖子/〔著〕
ポプラ社

身に覚えの無いスパイの疑いでロシアの収容所に連行された弥三郎。夫、弥三郎の無実を信じ五十一年もの間、帰国を待ち続けた妻の久子。帰国を許されずにいた弥三郎をロシアで三十七年間支え、寄り添い続けたクラウディア。弥三郎、久子、クラウディア、三人が互いに理解し、尊敬しあい、深い感謝の気持ちに満ち溢れている姿に胸が打たれる。戦争による代償はあまりにも大きい・・・。

クラウディアのいのり
クラウディアのいのりの表紙 村尾靖子/文 小林豊/絵
ポプラ社

戦争について考えてみよう…~絵本で感じる戦争~

はらっぱ
はらっぱの表紙 西村繁男/画 神戸光男/構成文
童心社
せかいでいちばんつよい国
せかいでいちばんつよい国の表紙 デビッド・マッキー/作 なかがわちひろ/訳
光村教育図書
くつがいく
くつがいくの表紙 和歌山静子/作
童心社
ちいさなへいたい
ちいさなへいたいの表紙 パウル・ヴェルレプト/作 野坂悦子/訳
朔北社
せんそうしない
せんそうしないの表紙 たにかわしゅんたろう/ぶん えがしらみちこ/え
講談社
ぼくのこえがきこえますか
ぼくのこえがきこえますかの表紙 田島征三/作
童心社

その他にもおススメしたい本はこちら

13歳の少女が見た沖縄戦
安田未知子/著
WAVE出版
月夜野に
森下真理/作 広野多珂子/絵
国土社
出口のない海
横山秀夫/著
講談社
私のアンネ=フランク
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偕成社
太陽の草原を駆けぬけて
ウーリー・オルレブ/作 母袋夏生/訳
岩波書店
時をつなぐおもちゃの犬
マイケル・モーパーゴ/作 マイケル・フォアマン/絵 杉田七重/訳
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あのころはフリードリヒがいた
ハンス・ペーター・リヒター/作 上田真而子/訳
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ぼくたちもそこにいた 
ハンス・ペーター・リヒター/作 上田真而子/訳
岩波書店
若い兵士のとき
ハンス・ペーター・リヒター/作 上田真而子/訳
岩波書店
もうひとつのヒロシマ
仲里三津治/著
講談社
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岩波書店
ヒトラーのはじめたゲーム
アンドレア・ウォーレン/著 林田康一/訳
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マルカの長い旅
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