「10代に突入したアナタ」におくるブックガイド No.21
2014年7月から12月に発行された図書の中から「10代に突入したアナタ」におくるブックガイド
図書館のイチオシおすすめ本を読んでみませんか。
*ここで取り上げた図書は川崎市立図書館に所蔵されています。
![]() | 桝太一/著 |
岩波書店 | |
ムシをまるで家族のように感じる!?生物部なのに毎日筋トレ!?デートを断って昆虫採集!?新種の蝶「マスマダラ」を発見!?人気アナウンサー桝太一さんの虫と生き物が好き過ぎて、ちょっとおかしな青春回顧録。趣味の世界とも真剣に向き合えば、道が開けてくる…ちょっと笑えて、勇気をもらえる1冊。 |
![]() | デボラ・ホプキンソン/著 千葉茂樹/訳 |
あすなろ書房 | |
ロンドンの下町、ブロード街に「青い恐怖」がやってきた。秘密を抱えた13歳の少年イールは、スノウ博士の助手としてコレラから街を守るために奔走する。すさまじい速さで感染するコレラに、タイムリミットが迫る。史実をもとにした冒険、恋愛、友情の物語。 |
![]() | まはら三桃/著 |
講談社 | |
九州・福岡にある老舗和菓子屋「一斗餡」。そこの看板娘である風味は、祖父譲りの黒砂糖系頑固者。和菓子職人修業中の上白糖系兄、北斗といつも衝突している。和菓子屋が軒を連ねる長崎街道で、職人の腕を競うB-1グランプリのスウィーツ版「SS-1グランプリ」の開催が決まり、一斗餡も出場することに…。 |
![]() | 清水讓治/作 井上千裕/絵 |
玉川大学出版部 | |
突然来た謎の電子メール。 それはある島への招待状だった。自分たちのことも知っている。ここに書かれていることは、はたして本当なのか、うそなのか。3人の小学生+1人の先輩(?)が繰り広げる物語を読みながら、インターネットの仕組み、そしてネット社会を生きていくために必要な「マナー」を知ろう。 |
![]() | 泉正人/著 |
KADOKAWA | |
物の値段はどのようにしてつけられるのか。今、勉強することが、将来自分にどう影響するのか。なぜお店はクーポンや値引きをするのか…。などなど。「お金」を通じて、世の中の仕組み、価値のつけられ方などの「考え方」を知ることは、今、そして将来の自分に絶対に役に立つ! |
![]() | 橋爪大三郎/著 |
河出書房新社 | |
羊、クリスマス、十字架から始まって、ノア、モーセ、イエス、罪、愛、最後の審判など。聖書を読む前に押さえておきたい39のトピックを解説。世界のことを考えるとき、知っておかなければならない常識が、聖書のなかにはたくさんあります。聖書を手に取るのは難しい…そんなときは、この入門書からはじめてみよう。 |
![]() | 萩原さちこ/著 |
岩波書店 | |
「歴史の勉強は苦手だから、お城には興味がない」「お城に行ったら天守閣で景色を見れば十分」というあなた。お城はまるでワンダーランド。全国のおすすめのお城やお城の楽しみ方などを気軽に読める。この本を読んでお城に行けば、楽しいこと間違いなし! |
![]() | 森絵都/作 吉田尚令/絵 |
岩崎書店 | |
福島第一原子力発電所の警戒区域内に取り残された『希望の牧場・ふくしま』「ここには絶望しかないのか」牛飼いをしている吉沢さんの叫び、悩み、苦しみ、そして…希望。牛たちを懸命に守ろうとする牛飼い達の「生きる力」「守る力」を感じてください。 参考HP 希望の牧場 ふくしま「JAFMatePark」 http://jafmate.jp/jmp/311/iidate_namie/001.html |
![]() | 中川なをみ/作 舟橋全二/絵 |
新日本出版社 | |
明(みん)から渡って来た美しい焼き物、『青磁』や『白磁』。日本でも美しい陶器を作りたいと、自分の生活を省みず奔走するユキ。女だてらに働き、朝鮮から渡ってきた陶工達とかかわるユキに向けられる目は厳しかったが、幼なじみの平太や通訳のヨンホに支えられて…。有田焼、伊万里焼等、世界にも知られている美しい焼き物の歴史が垣間見られる。 |
![]() | 吉野万里子/著 |
講談社 | |
体育祭でビリになった緑組。応援団長の町平は、罰ゲームとして校庭200メートルを逆立ちで一周することになっていた。町平、伊集院、美鈴、大門、4人の中学生のそれぞれの視点からストーリーは展開していく。友情のかたちを問う1冊。 |
![]() | アンナ・ウォルツ/作 野坂悦子/訳 |
フレーベル館 | |
10歳のサミュエルは、家族とテッセル島へ訪れる。島で出会った一つ年上の女の子・テスは、父親に一度も会ったことがないという。サミュエルは友達の父親の葬式に参列してから、「死」について、そして「家族」について考えている。母親に秘密で島に父親とその恋人を呼んだテス。父親に会ってから、娘であることを告げるか決めたいというテスを、サミュエルは手伝いたいと思うが…。 |
![]() | 竹田真太朗/著 |
講談社 | |
「上手く飛べば、モテるし」と、友人に乗せられ、人力飛行機のパイロットとして大空を目指すことになった大学生、坂崎基樹。自分と戦いながらひたすらペダルを漕ぐ毎日。けれど、「パイロットにとって本当に大事なのは重力や出力じゃない。皆の想いを背負う覚悟だ。」と言う教授の言葉に出会い…。基樹は、空を飛ぶことができるのか…。 |
![]() | ビンバ・ランドマン/文・絵 鹿島茂/訳 |
西村書店 | |
「星の王子さま」で有名なアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ。彼は何を思い、何を感じ、あの名作を書いたのだろう。夢見がちだった少年が、その胸を情熱で燃やすほどあこがれた、空の世界。彼を魅了したものとは一体なんだったのか。イタリア人絵本作家が描く、作家サン=テグジュペリの人生。 |
![]() | 城島充/著 |
講談社 | |
「レジェンド葛西」の呼び名で知られるソチ五輪銀メダリスト・葛西選手の半生と、葛西選手を育てた北海道下川町のジャンプ少年団の頑張りを描いたスポーツノンフィクション。明るい笑顔からは想像もつかないような苦難に何度も遭いながらも、家族の深い絆と、仲間たちの友情に支えられ、葛西選手は今も飛び続ける。 |
![]() | 林木林/文 岡田千晶/訳 |
光村教育図書 | |
女の子が生まれた日に灯されたろうろくのあかり。くらやみがこわい時、嫌なことがあった時、さびしい時、あかりがいつも寄り添い、女の子を見守ってきました。でも、あかりを灯すたびにろうそくは小さくなっていき…。 |
![]() | 松本純/文 大村竜夫/絵 |
アートデイズ | |
古くからイギリスやアメリカで伝承されてきた「ひび割れ壷」のお話。インドの田舎で暮らす、水くみの少年と、その少年が持つ水くみに使う壷。そんな登場人物たちが、お互いを気遣いあう、心があたたまる物語。色鉛筆で描かれた、柔らかな緑と清々しい青が美しい。 |
![]() | 安東みきえ/作 |
ポプラ社 | |
「なくしちゃった。」でも、それが何か思い出せない。ゆめみの駅の遺失物係に行くと、そこは変わったところだった。届けられるのは、物ではなく「おはなし」だった。女の子が訪れるたびに、遺失物係が聞かせてくれる不思議な「おはなし」。 |