「10代に突入したアナタ」におくるブックガイド No.23
2015年7月から12月に発行された図書の中から「10代に突入したアナタ」におくるブックガイド
図書館のイチオシおすすめ本を読んでみませんか。
*ここで取り上げた図書は川崎市立図書館に所蔵されています。
![]() | 金原瑞人/監修 ひこ・田中/監修 |
ポプラ社 | |
どんな本が読みたい?どんな本なら興味がある?作家、書店員、図書館司書など本のプロたちが、今おすすめしたい本をたっぷり150冊紹介。日常もファンタジーもミステリーも、小説が苦手なら科学も経済も哲学も!「読んでみたい!」に出会えるブックガイド。 |
![]() | 八束澄子/作 |
新日本出版社 | |
ちいさなちいさなベビー服とは、亡くなった赤ちゃんのためのもの。早産などで生まれ、すぐに亡くなったとてもちいさな赤ちゃんに着せるベビー服は、日本中どこにも売っていない。ベビー服を作っている病院内ボランティアたちの、母親の心に寄り添う活動を紹介している。 |
![]() | 中川なをみ/作 |
鈴木出版 | |
教室で仲間はずれにされていた周は、学校を休んで祖父とスリランカを訪れた。そこで、一人の少女ジャヤと出会い、スリランカでは最近まで内戦が続いていたことを知った。「たくさん想像できる人は、人を殺さない」この言葉が周の胸にストンと落ちた。みんなに想像する力があったら… |
![]() | にしがきようこ/著 |
小学館 | |
積極的で明るい華と、恥ずかしがりやで引っ込み思案の文音。二人は、中学二年生の夏休みに、地層の研究をしている親戚のお姉さんとインドネシアに行くことになった。初めての海外!初めての発掘調査!助けあわなければいけないのに、お互いに言いたい事が言えずギクシャクしてしまい…。日本とは全然違う景色と空気にふれ心を開くことができるのだろうか。 |
![]() | 新藤悦子/作 丹地陽子/絵 |
ポプラ社 | |
あの教室から、あの頃の自分から逃げたくて、愛は父の赴任先、トルコの街イスタンブルへやってきた。トルコには二つの色の瞳を持つ猫がいるという。それを知った愛は、その猫に会いたくて街中を探し回るが…。異国の地で愛の出会ったものとは? |
![]() | 松本美江/著 |
少年写真新聞社 | |
著者は日本に旅行に来た外国人に、英語で日本の説明をする通訳案内士。外国人に人気の観光地、お土産、文化の違いなど、著者の体験を交えてわかりやすく書かれている。日本の魅力を改めて知ることができるとともに、英語が話せると世界が広がることを教えてくれる。 |
![]() | ケイト・バンクス/著 ルパート・シェルドレイク/著 千葉茂樹/訳 |
あすなろ書房 | |
「犬は飼い主の帰りの時間がわかるのか」同じ実験に取り組むことになったレスターとジョージ。引っ越してきたばかりで一人ぼっちのレスターと、親友が遠くに引っ越してしまい落ち込んでいたジョージは、実験をとおして少しずつ心を通わせていった。実在する科学者とメールのやりとりをしながらすすむ新感覚な物語。 |
![]() | クリフ・マクニッシュ/作 浜田かつこ/訳 竹脇麻衣/装画・本文カット |
金の星社 | |
動物愛護センター「ハッピー・ポーズ」では引き取られる見込みがない犬たちが五番犬舎に集められていた。顔に傷のあるラルフはこの五番犬舎にいたが、個性的な仲間たちと優しい飼育係のビッキーのおかげで、それなりに楽しい日々を送っていた。ところが、センターの方針がかわって突然、殺処分の危機が…。ラルフたちは幸せになれるのだろうか。 |
![]() | マイケル・モーパーゴ/著 佐藤見果夢/訳 |
評論社 | |
風のように速く走る犬、グレイハウンド。捨て犬として少年に拾われた赤ちゃん犬はベストメイト(親友)と名づけられ、少年の相棒になるのだが…。波乱に満ちた人生(犬生?)の中で、2回も主人が変わりながらも、人を助け、人に寄り添って生きる一匹のグレイハウンドの物語。 |
![]() | 浦井正明/著 |
岩波書店 | |
気分次第で江戸時代から現代まで、好きな時代にタイムトラベルができる場所、って知ってた?上野公園は西郷さんとパンダだけじゃない!芸術、建物、歴史、自然、そして動物園と、奥の深い上野公園の魅力がたっぷりとつまった、ガイドブックとは違う一冊。 |
![]() | 柴田康平/著 |
誠文堂新光社 | |
ニョロニョロ動く摩訶不思議なミミズ。知っているようで、実はあまり知られていないミミズ達の生態。アスファルトの上で干からびているミミズだって、ちゃんとワケがあった!地道で緻密なミミズウォッチング。ミミズから科学の扉が開かれる!? |
![]() | 林信太郎/著 川野郁代/絵 |
小峰書店 | |
ジオは「地球」でパークは「公園」。ジオパークは火山や地層、化石などから地球の生命を感じる事ができる「地球の公園」だ。黒く輝く黒曜石で石器づくり、無人島で恐竜の足跡さがし、巨大火山スーパーボルケーノの噴火跡を歩く…。日本にも魅力的なジオパークが沢山ある! |
![]() | ジル・ボム/文 ティエリー・デデュー/絵 中島さおり/訳 |
主婦の友社 | |
水色の飛行機に乗るそらいろ男爵。戦争がはじまり、男爵が飛行機から落としたものは砲弾ではなく、家にあったあるもの。そのあるものが人を傷つけることなく、戦争を終わらせたのだった。そのあるものとは…。 |
![]() | 夢枕獏/作 山村浩二/絵 |
小学館 | |
ありが見つけたちいさな芽。どんどん大きな木になり、動物が住み、人が住み、やがていくさが起こり…。この木を地球に置き換えてみると、自分たちの置かれている状況を考えるきっかけづくりになるかも? |
![]() | ミーガン・リクス/作 尾高薫/訳 |
徳間書店 | |
安楽死させられることを察知した、ジャックラッセル犬のバスター、ボーダーコリー犬のローズ、猫のタイガー。3匹は、そろって以前ローズが住んでいた田舎を目指して歩き始める…。第二次世界大戦中のイギリスで、多くの動物たちが殺処分されていたことを、あなたは知ってる?戦争の裏側には、まだ知らないことがたくさんある。 |
![]() | ローレル・スナイダー/文 ジュリー・モースタッド/絵 石津ちひろ/訳 |
BL出版 | |
世界的なバレリーナのアンナ・パブロワ。アンナは、舞台に立ち続けることが困難なほどあまりにも華奢だったが、決して踊ることをあきらめなかった。世界中をまわり、いろいろな役を心のこもった踊りで観客を魅了した。バレエを踊るために生まれてきたようなアンナの伝記絵本。 |
![]() | 中井俊已/作 おむらまりこ/絵 |
PHP研究所 | |
「あなたにもすばらしいことができます。あなたも望まれて生まれてきた大切な人なのです」貧しく苦しむ人のために、生涯をかけて奉仕をしたマザー・テレサ。その活動は愛にあふれ、亡くなった後も「マザー」と慕われている。ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサの伝記絵本。 |
![]() | ピーター・シス/文・絵 原田勝/訳 |
徳間書店 | |
作家であると同時に飛行士でもあった「星の王子さま」の作者サン=テグジュペリ。ロマンあふれる物語を書き上げるかたわら、冒険的な長距離飛行に挑戦し、時には軍隊の一員として飛行機に乗り込む…。今もなお世界中で愛される「星の王子さま」の作者の生涯を、美しいイラストと詩のような文で描いた伝記絵本。 |