まど・みちお(川崎ゆかりの人物)

まど・みちお(まど みちお)

まどみちお 肖像画像

周南市美術博物館提供

生没年

1909(明治42)年-2014(平成26)年

プロフィール

 「ぞうさん」「やぎさん ゆうびん」「一ねんせいに なったら」「ふしぎな ポケット」など童謡詩人として知られるまど・みちお(本名 石田 道雄)は、1909(明治42)年11月16日、山口県徳山町(現在の周南市)に生まれた。25歳の時、まど・みちを(お)の名で絵雑誌『コドモノクニ』の北原白秋選に投稿、特選となったことをきっかけに、童謡や詩の創作に本格的に取り組み始め、1968(昭和43)年に初めての詩集『てんぷらぴりぴり』を出版。以降、優れた作品を世に出し続け、1994(平成6)年には日本人初の国際アンデルセン賞作家賞を受賞するなど国際的にも高い評価を受けている。
絵画については、1961(昭和36)年から3年にわたり絵画制作に没頭、作品の多くは、タイトルの付けられていない抽象画であり、周南市美術博物館に収蔵されている。100歳前後(2009~2010年頃)にも1000点を超える作品を制作している。2010(平成22)年、「まど・みちお え てん」が川崎市市民ミュージアムで開催され、1960年代の絵画作品が数多く紹介された。
 2014(平成26)2月28日、享年104歳で永眠。
 第二次世界大戦後、川崎市内に居を構え、市内の幼稚園・学校6施設(※)の園歌や校歌の作詞をするなど、川崎市ゆかりの詩人として、1976(昭和51)年に、多年の詩・童謡創作活動に対し、川崎市文化賞を受賞している。

※私立宮内幼稚園、私立川崎さくら幼稚園、私立丸山幼稚園、
 市立白幡台小学校付属幼稚園(閉園)、市立稗原小学校、市立南菅小学校

主な参考文献・ 著作等

(掲載日:2023年10月3日)
(更新日:2023年10月6日)