藤子・F・不二雄(川崎ゆかりの人物)
藤子・F・不二雄(ふじこ えふ ふじお)
画像提供:藤子プロ
生没年
1933(昭和8)年ー1996(平成8)年
プロフィール
昭和・平成期の漫画家。本名は藤本弘。1933(昭和8)年12月1日、富山県高岡市に生まれる。小学校5年生の時、「藤子不二雄」でコンビを組む安孫子素雄(のちの藤子不二雄Ⓐ)と出会う。
17歳だった1951(昭和26)年、安孫子素雄とともに「毎日小学生新聞」に投稿した「天使の玉ちゃん」が採用されて本格的に漫画家として活動し始める。1954(昭和29)年、安孫子素雄とともに上京し、「藤子不二雄」のペンネームでプロの漫画家として活動を始めた。1962(昭和37)年、「すすめロボケット」「てぶくろてっちゃん」で第八回小学館漫画賞を受賞した。1964(昭和39)年には『少年サンデー』に連載された「オバケのQ太郎」が大ヒットした。
藤子・F・不二雄のその他の作品として「ドラえもん」「パーマン」「キテレツ大百科」などの作品がある。
2014(平成26)年、小学館刊行「藤子・F・不二雄の発想術」(小学館新書)では、「僕がまんが家になる以前のことです。そのころ、読んだり見たりした小説やまんが、映画を考えてみると、リアルな話、それはそれでおもしろかったのですが、それ以上に、変わったお話、奇妙なお話が大好きでした。好きなものを読み、好きなものを見ていたのですが後にまんが家になってから後も、その延長なのか、描きたいものを描いているようです。その結果として、いわゆる「SF」と呼ばれるジャンルに近いものができあがったということです。しかし、僕にとっての「SF」、サイエンス・フィクションでなくて、「少し不思議な物語」のSとFなのです。」と論じている。
代表作の「ドラえもん」は、19の国と地域で翻訳され、今なお世界中の子どもたちに読まれ続けている。
2011(平成23)年9月、「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」が開館。執筆した原稿を展示する藤子・F・不二雄を顕彰する美術館。
主な参考文献・ 著作等
- 藤子・F・不二雄の発想術/小学館新書(ドラえもんルーム/編集 小学館 2014年)
(掲載日:2023年12月13日)