地域資料新着図書案内<2024年1月>

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令和5年10月26日から11月25日までに川崎市立図書館で収集した地域資料の中から、特徴のある資料をピックアップしてご紹介します。

※地域資料については図書館内での閲覧のみのご利用をお願いしています
(貸出用があるものは、タイトルの頭に★がついています)。
川崎市域及び近隣の地域に関する資料(地図や写真などを含む)を、幅広く収集・保存に努めています。
お手元に川崎関係の資料をお持ちでしたら、ぜひ図書館へ情報をお寄せください 。

 

新作八幡宮沿革誌
新作八幡宮沿革誌 宮田進/編集執筆 金子善光(新作八幡宮宮司)/監修
新作八幡宮奉賛会/発行
2023年 K175.1 シン
令和元年10月、台風の被害状況を確認している際に、明治時代から昭和30年代に至る約90年の祭礼関連資料を記した帳簿「新作八幡宮の祭礼記録」が神社境内から発見され、川崎市地域文化財に指定されました。
この貴重な史料を踏まえ、新作八幡宮の鎮守奉賛の沿革を描いた記録です。
明治時代の初めから戦後までの祭礼を挙行した様子、その時代背景、氏神を大切にしてきた新作を自治活動や青年団等の活動を俯瞰することができます。
また、戦後に荒廃していた神域を復興してきた先人の努力と工夫も記録されています。
柿生の里 禅寺丸柿
禅寺丸柿 麻生観光協会/編集 柿生禅寺丸柿保存会/協力

川崎市麻生区役所/発行
2023年 K625.1 カキ

その昔、禅寺丸柿が王禅寺の山中から発見された逸話や、禅寺丸柿の名前の由来に徳川家康が関わったいたとされること、明治後期には神奈川県内の「柿」生産の半数以上が禅寺丸柿であったことなど、禅寺丸柿に関する豆知識が豊富に書かれています。
また、1995年に禅寺丸柿の保存会が発足し、2007年には国の登録記念物に7本の禅寺丸柿が選ばれており、地域に根付いた禅寺丸柿の魅力を様々観点から知ることができます。
川崎市まちの樹50選
川崎市まちの樹 川崎市建設緑政局緑政部みどりの協働推進課/[編]
川崎市公園緑地協会/[編]
川崎市/発行
2008年(初版) K653.1 カワ
「まちの樹」は、地域で親しまれている樹木、巨樹や伝承のあるシンボルとなる樹木を市民が推薦し、市民や学識経験者からなる選定委員会で協議の上、指定されたものです。川崎市最古の寺といわれる宮前区の影向寺の百日紅をはじめとして、地域で愛されている樹木が掲載されています。地域を見守る魅力ある姿は、私たちに力を与えてくれるとともに、心のよりどころとなっています。
東急100年史
東急100年史 東急株式会社東急100年史編纂事務局/編集
東急株式会社社長室広報グループ/発行
2023年 K686.1 トウ
創業100年という足跡は、都市開発だけでなく、戦争や経済恐慌、天災などの困難を乗り越え、その時代その地域で何が必要かを的確に判断し、明確なビジョンを実行に移してきたことがわかります。
貴重な写真と膨大なデータををカラーで取り入れ、わかりやすく説明している点、また、時代背景も細かく描写している点により、ただの社史ではない印象を受けます。
グローバル企業へと発展した東急グループは、日本で100年続く企業が数パーセントしかないと言われている現代においても、サスティナブルな発展を続けていくことができるのか。それは、この100年の足跡が物語っています。
神奈川ニュース映画協会の時代 1950-2007
神奈川ニュース映画協会 細見葉介/著
公孫樹舎/発行
2023年 K699.0 カナ
2000年代初めまで、神奈川県内の映画館で映画を見る際、予告編や広告とともに流れていたニュース映像、「神奈川ニュース」。
本書は、この「神奈川ニュース」とそれを制作していた「神奈川ニュース映画協会」の誕生から終了までを、時系列で紹介しています。放送終了後のフィルムの行方や現在も視聴可能な映像にも言及されているので、興味のある方は実際の映像も視聴してみてはいかがでしょうか。
VISION 夢を叶える逆算思考
夢を叶える逆算思考 三笘薫/著
双葉社/発行
2023年 K783.1 ヴイ
「三笘の1ミリ」で話題となった川崎市出身の三笘薫選手が、自身のサッカー選手としての歩みを振り返りつつ、自分の目標や理想像に向かって自身をアップデートしていった考え方や練習法などについて書いた初の著書です。
「僕の貴重な“原点のひとつ”」という「さぎぬまSC」での時間、「ジュニア」「ユース」を含む川崎フロンターレ時代のエピソードも数多く出てきます。